卓越したプロファイリングで数々の凶悪犯を追い詰めてきた『クリミナル・マインド FBI行動分析課』。長寿シリーズには物語の方向性を大きく変え、視聴者に衝撃を与えたエピソードが数多く存在するが、米Looperが本シリーズの歴史を揺るがした神回を振り返っているので紹介しよう。
-

J:COMが7月から劇的パワーアップ!大人も沼るミュージカルから『クリマイ』最新作まで、テレビの価値が変わる夏のエンタメ大特集
最近、観るエンタメが“重くて殺伐”としすぎていないだろうか。 …
宿敵の登場!すべての始まりとなったシーズン4第18話「リーパー」
神回と称されているシーズン14第18話では、後に行動分析家(BAU)を長年苦しめることになる宿敵“リーパー”が初登場する。物語は、ホッチが余命わずかな元ボストン市警刑事トム・ショーネシーを訪ねる場面から始まる。ショーネシーは10年前、ボストン・リーパー事件の捜査で行き詰まり、犠牲者をこれ以上増やさないために、犯人と「自分が生きている間は殺人をやめる代わりに捜査を打ち切る」という密約を交わしていたことを告白する。そしてショーネシーの死を機に、リーパーは再び殺人を開始。ここからBAUとリーパーの壮絶な戦いが幕を開け、シリーズ屈指の因縁へと発展していく。
唯一の生存者が語る、10年前の凄惨な記憶
ショーネシーの死後、予告どおりリーパーは10年ぶりに殺人を再開し、ボストンで新たな犠牲者が発生。捜査が進む中、1990年代の事件の真相も明らかになっていく。リーパーは被害者から私物を奪い、次の犯行現場に残すという異様な犯行を繰り返していたが、9人目の被害者ジョージ・フォイエットだけは奇跡的に生還していた。恋人を惨殺されたフォイエットはリーパーの顔を見た唯一の生存者となるが、報復を恐れて名前や住所を変えながら身を隠して暮らしていた。ホッチとロッシは、そんな彼から事件当夜の壮絶な体験を聞き出すことになる。
ホッチのもとにリーパーから電話が入り、「捜査をやめれば殺人もやめる」という10年前と同じ取引を持ちかけられる。しかしホッチは、その取引を拒絶。その直後、リーパーが路線バスの運転手と乗客6人を殺害する惨劇が起きてしまう。現場に残された暗号から、BAUは標的が唯一の生存者フォイエットだと突き止め、隠れ家へ急行する。しかしリーパーの襲撃でモーガンは負傷し、家には大量の血痕だけが残されていた。チームは、10年間逃げ続けたフォイエットも殺されたと考えた。
タイムラインを覆す、鳥肌必至の「どんでん返し」
BAUは、なぜリーパーが唯一の生存者フォイエットに、これほど執着するのか疑問を抱く。命こそ助かったものの、彼は10年間も身を隠して暮らすほど怯え切っており、リーパーにとって脅威とは思えなかったからだ。そこでガルシアがフォイエットの偽名を調べたところ、彼が教師時代に女子生徒との不適切な関係で解雇されていたことや、恋人と称していた女性とも知り合ってわずか1ヶ月だったことが判明する。そしてホッチは驚愕の真実にたどり着く――フォイエットこそが、リーパー本人だということに…。
「被害者こそ犯人」という衝撃のどんでん返しは、シリーズ屈指の名展開として語り継がれている。逮捕後に逃走したフォイエットは、その後ホッチを執拗に狙い続け、彼の元妻ヘイリーと息子ジャックは保護下に置かれることになる。しかしフォイエットは最終的にヘイリーを殺害し、ホッチはその悲劇を電話越しに聞かされるという、シリーズ史上最も胸を締め付けられる場面の一つが描かれた。
最後は怒りに燃えるホッチがフォイエットを撲殺し、長きにわたる因縁に終止符を打つ。この事件はホッチだけでなくBAU全員の運命を大きく変えた転機となり、「リーパー」は今なおシリーズ屈指の神回として高く評価されている。
『クリミナル・マインド FBI行動分析課』シーズン1~18はDisney+(ディズニープラス)で配信中。






