シャーロック・ホームズ最大の宿敵モリアーティを描くプロジェクトが二つ進行中。イギリスを舞台にした犯罪捜査ドラマ版に加え、現代イタリアを舞台に映画と縦型ドラマの2形式で展開する革新的な新作が始動した。
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2つの「モリアーティ」プロジェクトが同時進行中
アーサー・コナン・ドイルが生んだ世界で最も有名な探偵シャーロック・ホームズ。これまでホームズ本人や相棒ワトソン、原作には登場しなかった妹エノーラなど、様々なキャラクターを中心に据えた新たなストーリーが綴られてきた。そして今、ホームズ最大の宿敵である天才犯罪者、モリアーティ教授に焦点を当てたプロジェクトが、なんと二作品同時に進行している。
一つは、イギリスのダラム大学に通う犯罪心理学教授を主人公に、北イングランドを舞台にした犯罪捜査ドラマ『Moriarty(仮題)』。こちらはライバル組織に対抗するため、モリアーティが正体を隠して警察のコンサルタントになるという、FremantleとArchery Picturesが手がける注目のスピンオフドラマだ。
そして今回、このイギリス版とはまったく異なる、もう一つの野心的な独立プロジェクト『Moriarty Rising: A Sherlock Holmes Tale(原題)』が、現代イタリアを舞台に始動したことが明らかになった。
映画と縦型ドラマを両立する「デュアルフォーマット」
イタリアのトリノで制作される『Moriarty Rising』の最大の特徴は、デュアルフォーマットと呼ばれる革新的なアプローチを採用している点だ。本作は、スマートフォン向けのプレミアムな縦型(バーティカル)ドラマシリーズとしても、1本の独立した長編映画としても機能するように設計される。
このユニークな新作でメガホンを取るのはアレッシオ・リグオーリ(『ストレンジ・ワールド 異世界への招待状』)。脚本はオリヴァー・ドライヴ(『The Empresario(原題)』)が手がけ、現代のトリノを舞台に天才犯罪者の知られざる起源を深く掘り下げていく。
国際色豊かな新チームが結成、イタリアの制作会社も参画
本作のバックボーンには、国際色豊かな実力派スタッフが名を連ねる。シットコム『ゆかいなブレディ家』への出演で知られるクリストファー・ナイトが率いる制作会社Former Prodigy Media、2度のエミー賞ノミネート歴を持つプロデューサーのフィル・ヴィアード(『The Wildlife Docs(原題)』)、さらにTip-Top Productionsのロブ・マクギリヴレイ、そしてAlation Mediaの製作総指揮ジョナサン・ミラー(『ギミー・ザ・ルート ~NYグラフィティ~』)らが制作を担当する。
クリストファーらが率いるチームは、イタリア国内での撮影に向けてミラノを拠点とするGreif Produktion SRLとパートナーシップを締結。同社は、パラマウント・ピクチャーズの『ミニミニ大作戦』でプロダクション・スーパーバイザーを務めたプロデューサーのジャンルカ・ラッツァローニと、テレビシリーズ『Hotel Portofino(原題)』などに携わったファビオ・カネパが率いる強力な布陣だ。
プロデューサーのロブは、この新たな試みについて以下のように大いなる自信を覗かせている。
「私たちは共に、観客やプラットフォームに対して質かフォーマットかの選択を迫らない、洗練されたデュアルフォーマット制作のパイプラインを構築している。目標は、プレミアムな縦型プラットフォームと従来の映画配給の双方において、最高レベルの成果を上げるコンテンツを生み出すことだ」
イギリスを舞台にしたダークな犯罪心理ドラマ、そしてイタリアを舞台にした映画×縦型ドラマのハイブリッド作品。アプローチの異なる2つのモリアーティ作品が、今後のエンタメ界をどのように沸かせてくれるのか期待が高まる。
『SHERLOCK/シャーロック』シーズン1~4は、U-NEXT、Huluにて配信中。同じくシャーロック・ホームズの世界を描く若き日の物語『ヤング・シャーロック ~オックスフォード事件簿~』はAmazon Prime Videoにて独占配信中。(海外ドラマNAVI)





