Amazonの人気ドラマ『ザ・ボーイズ』がついに最終回を迎え、衝撃的な死が描かれた。クリエイターのエリック・クリプキが、その展開は当初から想定した通りだったと説明している。(※これ以降は、シーズン5第8話「血と骨」のネタバレを含みますのでご注意ください)
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『ザ・ボーイズ』シーズン5、「トランプが風刺を難しくしている」現実が追い越す異常事態にクリエイターが苦言
Amazon Prime Videoの人気シリーズ『ザ・ボー …
パイロット版の1ページ目を書いた時から決まっていた展開
最終回では、最終決戦で宿敵ホームランダーを倒したブッチャーが、ヒューイの手によって命を落とすというショッキングな展開が描かれた。
終盤でブッチャーはスーパーヒーローを根絶できるウイルスを起動しようとするが、その計画は一般人まで犠牲にしかねない危険なものだった。ヴォート・タワーで対峙したヒューイは、暴走寸前のブッチャーを止めようと説得。しかしブッチャーは引き下がらず、最終的にヒューイは銃の引き金を引くことになる。
米Entertainment Weeklyのインタビューでクリプキは、この結末はシリーズ当初から決めていたものだったとして、次のように明かしている。
「ヒューイがブッチャーを殺すという展開は、パイロット版の最初の1ページを書いた時から、このドラマに組み込まれていました。ブッチャーは自分が社会病質者だと理解しており、自分の最悪の衝動を止めてくれる存在が必要だとも分かっていたのです。外部の良心が必要だったんです。そんな存在が当初は弟であり、やがてヒューイになりました。最終的に自分を止めるのはヒューイだと、彼自身が理解していたのです」
さらにクリプキは、ブッチャーとヒューイの関係こそがシリーズの核心だったと強調。「最近はホームランダーとブッチャーの対立に注目が集まっていましたが、この作品は本質的にはヒューイとブッチャーの物語でした。避けられない運命のようなものだったのです」と振り返っている。

最終決戦では、ホームランダーもまた壮絶な最期を迎えた。テレビ演説で“神”として振る舞うホームランダーに対し、ザ・ボーイズのメンバーとライアンが決起。キミコはソルジャーボーイ同様の力を使い、ホームランダーの体内からコンパウンドVを吹き飛ばす。そして弱体化したホームランダーを、ブッチャーがバールで仕留めるという結末だった。
クリプキは、「ホームランダーをどう倒すか、その具体的な方法は長い間決まっていませんでした」と明かしつつ、「ですが、最後はブッチャーが彼を倒し、“これはベッカのためだ”と言う展開だけは、最初から絶対に変えませんでした」と語っている。
また脚本チームは、ブッチャーがホームランダーを倒すにあたって「ブッチャーをさらに強くするべきか、それともホームランダーを弱体化させるべきか」という議論を重ねたという。そして最終的には、「ブッチャーを強くするのではなく、ホームランダーを弱くする方向にしました」と説明する。
なお、本家は完結したが、『ザ・ボーイズ』ユニバースは今後も継続していく。大学を舞台にしたスピンオフ『ジェン・ブイ』はシーズン2をもって打ち切られたが、ソルジャーボーイを主人公とする前日譚ドラマ『Vought Rising(原題)』が2027年に配信予定。また、メキシコを舞台にしたスピンオフも進行中だ。
『ザ・ボーイズ』全5シーズンはAmazon Prime Video(Amazon プライム・ビデオ)で独占配信中。(海外ドラマNAVI)








