『ブロードチャーチ ~殺意の町~』の哀愁漂う刑事から、『グッド・オーメンズ』の愛すべき悪魔に至るまで、20年以上にわたり英国テレビ界のトップを走り続けているデヴィッド・テナント。そんなデヴィッドが現在、最もセンセーショナルな悪役として君臨しているのが、ジリー・クーパーの1988年の小説を原作とした米Huluのヒットシリーズ『Rivals(原題)』だ。彼が演じるのは、架空の放送局「コリニウム・テレビジョン」を支配する冷酷非道な重役、トニー・バディンガム卿。そして今、復讐の炎を燃やすトニーが、待望のシーズン2となって帰ってきた。
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英国の国民的スター、デヴィッド・テナントの出演ドラマをまとめて紹介【英国ドラマ ビンジウォッチング】
イギリス在住ライター/英国ドラマ愛好家の名取由恵です。このコ …
加速する愛憎と裏切りの輪舞曲
ジリー・クーパーの同名小説を原作とするこのシリーズでは、1986年の独立テレビ業界の過酷な世界が舞台。元オリンピアンで国会議員、そして女たらしで知られるルパート・キャンベル=ブラック(アレックス・ハッセル『ザ・ボーイズ』)と、トニー・バッディンガム卿(デヴィッド・テナント)という有力者との長年にわたるライバル関係が、不倫や衝動的なセックスなどスキャンダラスな関係を織り交ぜながら描かれる。
海外で早くも解禁された初期レビューにおいて、『Rivals(原題)』シーズン2は批評家たちを完全に魅了している。米批評サイト「ロッテン・トマト」では、100パーセントの満点スコアを記録。2024年に配信されたシーズン1が叩き出した95パーセントという高評価をさらに上回り、シリーズの勢いは加速するばかりだ。各メディアの批評は「シーズン2は、80年代のギラギラとした愛欲エンタメの要素と、激しい裏切り、大げさで悪趣味な魅力に満ちたドラマをさらに倍増させている」という点で一致している。
シーズン1の大成功を受け、新シーズンはさらなる大改革を遂げている。最大の変化は、エピソード数が前作より4話多い全12話へとボリュームアップした点だ。この変更により、物語のスケール感はもちろん、各キャラクターの成長や心理描写に深い余白が生まれ、ドラマとしてのクオリティが格段に向上したと批評家からも絶賛されている。
本作は、配信直後から視聴数トップ10にランクインするなど大ヒットを記録し、2025年の国際エミー賞では最優秀ドラマ・シリーズ賞にノミネート。デヴィッド自身も英国アカデミー賞テレビ部門(BAFTA)で主演男優賞にノミネートされるなど、賞レースを大いに賑わせた。
ちなみに、配信シーンにおいてデヴィッドの活躍は本作だけに留まらない。彼は5月13日に配信されたばかりの『グッド・オーメンズ』シーズン3の最終エピソード(90分)で、最後にもう一度だけ悪魔クロウリーを演じきった。さらに今後は、人気シリーズ『Time(原題)』シーズン3や新作『Hide(原題)』など、新たなテレビプロジェクトへの挑戦も控えている。
『Rivals』シーズン2では、ルパート・エヴェレット(『ベスト・フレンズ・ウェディング』)やヘイリー・アトウェル(『エージェント・カーター』)をはじめ、ボビー・ロックウッド(『ダンス・レボリューション ザ・ニュースタイル』)、エリオット・ソルト(『ウィンクス・サーガ:宿命』)、アマンダ・ローレンス(『犯罪捜査官アナ・トラヴィス』)、そしてデヴィッドの娘オリーヴ・テナントといった豪華な新キャストが出演。前作を超える贅沢で過激なエンターテインメントに仕上げている。
海外ドラマファンなら絶対にチェックしておきたい、今最も熱いドロ沼愛憎劇。日本での配信時期は未定だが、海外ではDisney+(ディズニープラス)などで配信中。(海外ドラマNAVI)
参考元:Screen Rant






