カルト的な人気を誇るAmazon Prime Originalシリーズ『ザ・ボーイズ』。その完結編となるシーズン5に向けて、物語の根幹を支える「ある重要なルール」が維持されることが判明した。米Screen Rantが報じている。
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ショーランナーが語る唯一の不動のルール
ScreenRantによるインタビューに応じたショーランナーのエリック・クリプキは、劇中で実在の人物や概念が次々と引用される中で、「どこまでが正史(カノン)で、どこからが現実世界の引用なのか」という境界線について語った。
クリプキはまず、「我々の目的は、この世界を可能な限り完全にリアルに見せることだ」と断言。あらゆる側面において、視聴者が住むこの現実世界と地続きであることを伝えようと腐心しているという。「ただ一つ違うのは、たまたまスーパーヒーローが存在しており、そのせいで――当然ながら――すべてが台無しになっているという点だけだ」と語る。
さらに、『SUPERNATURAL スーパーナチュラル』の生みの親としても知られるエリックは、このドラマにおける唯一の厳格かつ不動のルールは、マーベルやDCに言及してはいけないということだと、本作における極めて厳格な制約を明かした。
『ザ・ボーイズ』の世界において、スーパーヒーローは巨大企業「ヴォート」が独占する商品である。つまり、ヴォートブランド以外のヒーローは存在せず、したがって我々の世界にあるような「マーベル映画」も存在しないということになる。クリプキは「最近のポップカルチャーはスーパーマンへの言及があまりに多いため、時に(脚本作成が)厄介なことになる」と認めつつも、その誘惑を断ち切る姿勢を崩さない。逆に言えば、それ以外の現実のリファレンスは、物語をよりリアルにするためのスパイスとして貪欲に取り入れる方針だ。
本作が開始当初から、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)やDCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)への強烈な風刺であったことは論を俟たない。しかし、劇中で直接それらのブランド名を出す必要は一度もなかった。むしろ、実在のヒーローという「正解」を排除し続けることで、皮肉に満ちたパロディとしての純度は高まり、最終シーズンにおいてもその姿勢を貫くことは、ファンにとっても最善の選択と言えるだろう。
現実という名の劇薬がもたらす「予測不能」なスリル
『ザ・ボーイズ』は、そのスタートから「能力者が企業化され、腐敗したらどうなるか」という歪んだコンセプトを核にしてきた。
MCUやジェームズ・ガン率いる新たなDCユニバースが、いかに洗練された「虚構の神話」を構築するかに心血を注いでいるのに対し、本作は視聴者が生きる「現実」へと容赦なく肉薄する。このリアリズムこそが、キャラクターたちの命運や物語の展開を、極めて予測不能でスリリングなものにしているのだ。
『ザ・ボーイズ』シーズン5は4月8日(水)よりAmazon Prime Videoで独占配信スタート。(海外ドラマNAVI)
参考元:Screen Rant








