HBOの歴史的ヒット作『ゲーム・オブ・スローンズ』の最終回をめぐる論争はいまも議論を呼び続けている。そんな中、ジョン・スノウを演じたキット・ハリントンが、当時ファン主導で立ち上がった「最終話を作り直せ」という署名運動について、「本気で腹が立った」と率直な思いを明かした。
-

ワーナー買収で新展開?『ゲーム・オブ・スローンズ』さらなるスピンオフは実現するのか
ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(ワーナー)の売却を巡り …
「どういう神経なんだ?」と憤り
キットは米ニューヨーク・タイムズの最新インタビューで、脚本家デヴィッド・ベニオフとD・B・ワイスを擁護しながら、こう語っている。「正直に言って、あれには本当に怒りを感じた。“有能な脚本家で作り直せ”だなんて、よくそんなことが言えるなと。申し訳ないけど、あれはSNSが生み出した愚かさの極致だと思う」
最終回放送後、ネット上では結末に対する激しい批判が噴出。「エンディングを白紙に戻すべきだ」とするChange.orgの署名には約186万人が参加した。一方で、最終話の視聴者数は1,930万人を記録していた。
シーズン8放送時、キットは私生活の問題からリハビリ施設に入っていたことも明かされている。そのため、社会復帰後に初めて目にしたのが、最終回に対する“否定的な反応の嵐”だったという。
原作はすでにドラマが追い越しており、原作者ジョージ・R・R・マーティンは「自分の結末は違うものになる」と発言しているが、肝心の第6巻「The Winds of Winter(原題)」は、いまだ完成の目処が立っていない。
キットは2024年のGQ誌のインタビューでも、最終シーズンを振り返っている。「もし『ゲーム・オブ・スローンズ』のラストに欠点があったとすれば、それはみんなが限界まで疲れ切っていたことだと思う。これ以上続けることはできなかった。急ぎすぎだと感じた人がいるのも理解できるし、同意する部分もある」
さらに、当時の自分の姿についてこう続けた。「最終シーズンの写真を見ると、完全に疲弊しているのが分かる。もう1シーズンやれる余力は、正直なかった」
最終回への反発について、キットは冷静な視点も示している。「意見を持つこと自体は、誰にでも許されている。物語の面で、うまくいかなかった選択があったのも事実だと思う。興味深い挑戦ではあったけど、結果的に機能しなかった部分もあった」
それでも、「作品を作り直せ」と要求する動きには、いまも納得していないようだ。
『ゲーム・オブ・スローンズ』全8シーズン、スピンオフ『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』シーズン1~2はU-NEXTにて配信中。(海外ドラマNAVI)







