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『ユーフォリア』エリック・デインの息子役キャスト、シーズン3で感じた“自由”を語る

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ユーフォリア/EUPHORIA

米HBOの人気ドラマ『ユーフォリア/EUPHORIA』でエリック・デイン演じるカル・ジェイコブスの息子ネイト役を務めるジェイコブ・エロルディ。シーズン3の撮影を終えた彼が、これまでにない“自由”を感じた撮影体験について語った。

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飛行機から降りてすぐに撮影が始まるような状態

ジェイコブは米Entertainment Weeklyのポッドキャスト番組『The Awardist(原題)』に出演し、サム・レヴィンソンが手がける同作の新シーズンについて言及。これまでの作品とは全く異なる制作プロセスだったと振り返っている。

「普段なら、自分の役についてとことん考え抜いて、細部まで理解してから作り上げるタイプなんだ。でも今回は、準備する時間がほとんどなかった。台本も完成した形ではもらえず、サムとクリエイティブな会話を重ねながら進めるしかなかった」と明かした。

シーズン3では登場人物たちが高校を卒業し、時間が経過した後の世界が描かれる予定だが、撮影スケジュールの制約がむしろ彼の演技を解き放ったという。「飛行機から降りてすぐに撮影が始まるような状態で、準備する余裕なんてなかった。だから、その日与えられたものだけで勝負し、現場で見たものからキャラクターを再構築するしかなかったんだ」と語る。

しかし、この“余白”が新たな自由をもたらした。「考える暇がなかったからこそ、演技のプロセスそのものを楽しめた。まるで“壁に向かって何でも投げてみて、何がくっつくかを見る”ような感覚だったね」と笑う。「“これがリアルかどうか”を考えるより、“枠の中でどう見えるか”“これは面白いかどうか”を考えながら、もっとリラックスしてキャラクターに臨めたんだ」

レヴィンソン監督もその自由を尊重したという。「サムは完全に僕に任せてくれた。すごく楽しかったけど、同時に少し怖くもあったよ」と振り返った。

ジェイコブは今でも自身が演じるネイト・ジェイコブスという“危険で暴力的な”キャラクターに深い愛着を抱いている。「彼のことは本当に大好きだ。僕は、自分とは違う人生を理解するために演技をしている。ネイトを演じることで、共感や忍耐について多くを学んだ」と話す。

「フィクションのキャラクターを徹底的に分析するという経験は、今の時代、誰もがやるべきことだと思う。そうすれば、身の回りの人や、ネットで簡単に判断してしまう相手に対しても、少しは理解や落ち着きを持てるようになるはずだ」

ネイトのシーズン3での動機について尋ねられると、「彼の目的は“生き延びること”。物語は“傲慢の終わり”を描くことになる」と予告した。

そして最後にこう付け加えた。「この作品の一員であることは本当に光栄だし、“悪役”を演じられるのは最高だよ。世界を救う“道徳的ヒーロー”なんて、正直つまらないからね」

『ユーフォリア』シーズン3は、2026年春にHBOで放送予定となっている。シーズン1~2はU-NEXTにて独占配信中。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ユーフォリア/EUPHORIA』© 2022 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.

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海外ドラマNAVI編集部

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