『グレイズ・アナトミー』のマーク・スローン医師役で知られるエリック・デインが、米NBCの医療ドラマ『Brilliant Minds(原題)』シーズン2第9話にゲスト出演することが決定した。エリックが演じるのは、ALS(筋萎縮性側索硬化症)と闘う消防士マシュー役である。
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『グレイズ・アナトミー』エリック・デイン、ALSとの闘いを涙ながらに告白「右腕は全く動かない」
神経疾患ALS(筋萎縮性側索硬化症)であることを診断されたエ …
「最後の一息まで闘い続ける」エリック・デインの決意と公私にわたる闘い
『Brilliant Minds(原題)』での役柄は、今年4月に自身もALSと診断されたエリックにとって、とりわけ深い意義を持つものとなっている。ALSは運動神経細胞が徐々に破壊され、歩行、発話、呼吸などが困難になる難病だ。公表後も俳優活動を継続しており、その動向は大きな注目を集めていた。最近では車椅子での生活を余儀なくされ、転倒による入院で今年のエミー賞出席を断念するなど、病状の進行が伝えられている。
2025年4月の診断公表以降も、病気と向き合う心境や症状の進行について、インタビューで率直に語ってきた。「最後の一息まで闘い続ける」と力強い決意を表明し、ALSへの理解促進や治療研究のための立法支援にも積極的に取り組んでいる。
今回演じるマシューは、家族に病気を告げる葛藤も描かれており、エリック自身の現実の体験が役柄に色濃く反映されていることは想像に難くない。彼の公私にわたる闘病と演技活動は、多くの人々に希望と勇気を与えている。
Eric Dane will guest star in an upcoming episode of NBC’s Brilliant Minds as a man with ALS — which Dane himself has: https://t.co/lh57kbzxbF pic.twitter.com/5bxdQQ0USY
— The Hollywood Reporter (@THR) October 20, 2025
『Brilliant Minds』とは?実在の医師にインスパイアされた医療ドラマ
『Brilliant Minds(原題)』は、ブロンクス総合病院を舞台に、神経科医オリバー・ウルフ(ザカリー・クイント『HEROES』)が率いる医師チームが、脳の医学的な謎に挑む姿を描く。本作は、有名な作家であり医師でもあったオリバー・サックスにインスパイアされたシリーズ。脚本と製作総指揮は『ケイティ・キーン』のマイケル・グラッシが務める。
共演者には、タンベルラ・ペリー(『グッド・ファイト』)、アシュリー・ラスロップ(『NCIS:ハワイ』)、アレックス・マクニコル(『13の理由』)、スペンス・ムーア二世(『エルマーのぼうけん』)、テディ・シアーズ(『シカゴ・ファイア』)、ドナ・マーフィ(『ギルデッド・エイジ -ニューヨーク黄金時代-』)らが名を連ねている。
エリックが出演する最新ドラマ『カウントダウン』はPrime Videoで独占配信中。(海外ドラマNAVI)
参考元:Variety