『MAD MEN　マッドメン』配信でトラブル続出！その原因は？

米AMCの人気ドラマ『MAD MEN　マッドメン』全7シーズンの4Kバージョンが米HBO Maxで配信開始となったが、トラブルが続出しているようだ。米Hollywood Reporterなど複数のメディアが報じている。

ドンも拍手するほかなし？

本国アメリカで2007年から2015年にかけて放送された『マッドメン』は、活気あふれる1960年代の広告代理店の内幕を描いて高い評価を得たシリーズで、その4Kバージョンが今月1日（月）よりHBO Maxでリリースされた。HBO Maxは、「鮮明なディテールと向上した映像を提供する」と宣伝しているが、この4Kバージョンには映ってはいけないものが含まれていることが明らかとなった。

例を挙げると、シーズン1で広告会社の幹部ロジャー・スターリングが、ランチでカクテルと牡蠣を食べ過ぎてしまい、職場に戻った後クライアントの前で嘔吐してしまうシーンでは、ロジャーの偽の嘔吐物を作る機械を操作するスタッフ2人と、地面に置かれたホースが画面に映り込んでいる。

そのほかにもシーズン2のエピソードでは、主人公ドン・ドレイパーの秘書ペギーが1960年代のマンハッタンを歩いているはずなのに、彼女の後ろにはSIMカードの広告と、「ロサンゼルスで最高のタコスとブリトーを」と書かれた看板が映っている。

update: the ‘no post-production edits’ problem carries over into season 2. the fourth episode has peggy walking by ads for SIM cards and “the best mexican restaurant in LA” lol pic.twitter.com/bwQTfd6rGj

— johnny (@bigrackspart7) December 2, 2025

米Hollywood Reporterによると、『マッドメン』の制作会社ライオンズゲート社がHBO Maxに誤った4Kファイルを納品したことで、今回の問題が発生したという。4Kではないファイルは問題なかったとのこと。ライオンズゲートは、誤ってHBO Maxにアップロードされた未編集版のエピソードについて「近日中に修正版を配信する」とコメントしている。

一連の問題を発見した視聴者によるX（旧Twitter）の投稿に、『マッドメン』を製作したAMCの公式アカウントは、ドンが拍手しているGIF動画をアップして反応。ファンからは、「今日一日、ほかのことが何も考えられなかった」「嘔吐マシンって一体何なんだ？」「冗談でフォトショップ加工したと言ってくれ」といったコメントが寄せられている。

pic.twitter.com/QXHElbD6M2

— AMC TV (@AMC_TV) December 2, 2025

最近の似たようなミスとしては、米Netflixで配信された米USA Networkの人気ドラマ『ホワイトカラー』シーズン1全14話のうち10話のラベリングが間違っていることが発覚して話題となった。（海外ドラマNAVI）

参考元：米Hollywood Reporter、米TV Line