『NCIS：オリジンズ』シーズン2、マイク・フランクスの兄役が決定

大ヒットドラマ『NCIS　～ネイビー犯罪捜査班』の前日譚である『NCIS：オリジンズ』のシーズン2に、シーズン1の時からその存在を仄めかしていたマイク・フランクスの身内が本格的に登場することが分かった。米Deadlineなど複数のメディアが伝えている。

因縁抱える兄弟が再会することに

NCIS初代チームリーダー、リロイ・ジェスロ・ギブスの若き日を描く『NCIS：オリジンズ』のシーズン2第4話に初登場するのは、ギブスの上司マイク・フランクスの兄メイソン。テキサス生まれのタフなカウボーイであるメイソンは、誠実だが不運に見舞われて人生のどん底に。家族の牧場を失わないよう必死に踏ん張る彼は、疎遠になっていた弟のマイクに助けを求めることになるという。

メイソンを演じるのは、『ストライクバック：極秘ミッション』のマイケル・ストーンブリッジ役や『シカゴ・ジャスティス』のピーター・ストーン役、『ランサム・キャニオン』のダン・ブリグマン役で知られるフィリップ・ウィンチェスター。

『NCIS：オリジンズ』シーズン1第11話でマイク・フランクスの過去が描かれた際、21歳のマイクはベトナム戦争に徴兵されたことからメキシコへ逃げるよう兄メイソンに促されたものの、マイクは徴兵逃れを良しとしなかった。最終的に、マイクとメイソンは折り合いをつけ、ともに戦地へ行くことを決断。メイソンはそのまま戦死したのかと思われたが、シーズン1最終話でフランクスの自宅の電話が鳴り、電話をかけてきた相手が兄メイソンだと判明していた。『NCIS：オリジンズ』よりおよそ20年前を舞台にした第11話では、マシュー・エリック・ホワイト（『STATION 19』）が兄メイソンを演じていた。

ショーランナーのデヴィッド・J・ノースは米TV Lineに対し、シーズン1で蒔いておいたフランクスの兄弟関係をシーズン2で掘り下げていくと語っていた。「フランクスは明らかに兄メイソンとの関係が少し波乱含みで、その関係性がシーズン1最終話の続きから描かれていきます。二人は再び繋がりを持とうともがいている段階なんです。シーズン2の序盤で、その関係性が動き出します」

米CBSで10月14日（火）に放送スタート予定の『NCIS：オリジンズ』シーズン2は、11月11日（火）に『NCIS』本家との2時間にわたるクロスオーバーを行うことが分かっている。11月11日は普通に考えると第5話が放送されるタイミングだが、第4話で初登場予定の、「鍵となる役」と表現されるメイソン・フランクスの存在はクロスオーバーにも関わってくるのだろうか。

シーズン1最終話はあるキャラクターの運命が気になる形で終わっており、フランクス兄弟の件も含めてシーズン2も目が離せない展開になりそうだ。

『NCIS：オリジンズ』シーズン1はParamount+（パラプラ）にて配信中。（海外ドラマNAVI）

参考元：米Deadline、米TV Line