9月14日(日)に開催された第77回プライムタイム・エミー賞授賞式で、米HBO Maxのオリジナルシリーズ『ザ・ピット/ピッツバーグ救急医療室』で主演男優賞に輝いたノア・ワイリー。再び脚光を浴びた自身の活躍に対する家族の反応について語った。
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家族が見てくれた「誇らしい姿」
ノアは、一躍スターダムにのし上がった『ER 緊急救命室』から20年の時を経て、新たな主演作『ザ・ピット』で功績を称えられた姿を家族に見せられたことを「素晴らしいこと」と表現した。
「子どもたちが私を誇りに思ってくれて、それが彼らにとっても、私にとっても意味があることだと実感できるのは、本当に素晴らしいことです」とノアは語り、俳優として働くことの意味をこう続けた。
「私はいつも子どもたちに、どれほど一生懸命働いているか、そして自分の仕事にどれだけ情熱を注いでいるかを理解してほしいと願っています。それが彼らへの手本になればと思うのです。この1年、子どもたちが耳を傾け、見守ってくれていると感じられたことは、とても印象深いことでした」
ノアには、妻サラとの間に10歳の娘フランシス・ハーパー、元妻トレイシーとの間に22歳の息子オーウェンと19歳の娘オーデンという3人の子どもがいる。
妻と医療従事者への感謝
エミー賞受賞スピーチでも、ノアは子どもたちや両親、継父母、そして妻に感謝の気持ちを伝えた。特にサラについては、「この半分は美しい妻のものです。カリフォルニア州の法律だからではなく、彼女が一緒に得てくれたものです」とユーモアを交えながら語っている。
さらに、自身の役柄である救急医療室の医師にちなみ、医療従事者へも敬意を表した。「何よりも、今夜シフトに入る方、あるいはシフトを終えて帰る方、仕事に従事していただきありがとうございます。これは皆さんが手にした賞です」とスピーチを締めくくった。
『ER』ではなく『ザ・ピット』を見ている子どもたち
過去のインタビューで、ノアは『ザ・ピット』で高い評価を受けても、子どもたちの態度は変わらないと明かしている。彼が改めて注目される存在になっても、それを恥ずかしいとは思っていないだろうと話している。
「もしそうだとしても、私には言ってきません。ただ面白がっているのだと思います。私がどれだけそれを恥ずかしく思っていて、どれだけ疎外感を抱いているかを知っているからこそ、余計に面白がっているのだと思います」
ちなみに、オーウェンとオーデンはどちらも『ER』は見ていないそうだ。ノアは冗談交じりに、『グレイズ・アナトミー』を見ていることを明かしていた。
「それでも、彼らが年を重ね、この仕事に関心を示すようになるほど、あの番組を彼らが関わってみたいと思う対象として示したいと思っています。でも、彼らは『ザ・ピット』を見てくれているんですよ」と、子どもたちが自身の最新作を応援してくれていることへの喜びを語っている。
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