『ボッシュ:受け継がれるもの』最終話に登場したレネイ・バラード刑事が主役の『バラード 未解決事件捜査班』が、シーズン2更新へ向けて大きく前進している。主演のマギー・Qの好演と、堅調な視聴実績、そしてカリフォルニア州から承認された巨額の税額控除が、その可能性を強力に後押ししているという。米Deadlineが報じた。
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シーズン2更新はほぼ確実? 異例の税制優遇措置が物語る期待度
通常、テレビスタジオが税制優遇措置を申請するのは、そのプロジェクトがすでに継続決定済み、もしくは継続が有力視されている場合に限られる。そのため、今回カリフォルニア映画委員会が『バラード』のシーズン2に対し、1,484万ドル(日本円で約22億円)もの巨額な税額控除を承認したことは、異例の事態であり、いかに本作への期待値が高いかを物語っている。
もちろん、この決定を後押ししたのは、ファンや批評家からの圧倒的な支持だ。本作は批評サイトRotten Tomatoesで100パーセントという驚異的な高評価を獲得。さらにニールセンの調査によると、7月9日の全話一挙配信開始から月末までに、全米で25億分という膨大な視聴時間を記録した。
その勢いは止まらず、ニールセンのストリーミング配信オリジナル作品週間トップ10に継続的にランクイン。特に7月21日の週には6億1900万分を視聴され、第4位につけるなど、その人気ぶりは数字でも証明されている。こうした実績から見ても、シーズン2への更新はほぼ確実と見てよいだろう。
ロサンゼルスを舞台に、過去の闇を暴く刑事バラードの物語
マイケル・コナリーのベストセラー小説を基にした本作は、ロサンゼルス市警察(LAPD)の新設された未解決事件課を率いるレネー・バラード刑事(マギー・Q)の活躍を描く。
資金不足ながらも、志願したチームメンバーや、引退した元刑事ハリー・ボッシュ(タイタス・ウェリヴァー)の助けを借り、市内で最も困難かつ長らく忘れ去られてきた犯罪に挑むレネー。彼女は連続殺人事件や、ある「身元不明遺体」の事件など、数十年にわたる犯罪の層をひも解いていく中で、やがてLAPD内部に潜む危険な陰謀を暴き出すことになる。
視聴者の期待に応え、シーズン2へのゴーサインは間近に迫っているようだ。今後、正式な発表がいつになるのか、続報に注目したい。『バラード 未解決事件捜査班』シーズン1はPrime Video(アマプラ)で独占配信中。(海外ドラマNAVI)