ファンから絶大な支持を集める人気アニメシリーズ『ハズビン・ホテルへようこそ』のスピンオフ『ヘルヴァ・ボス』はシーズン4で完結となることがすでに明らかにされている。製作総指揮のブランドン・ロジャースは、シリーズの結末が最初から意図的に設計されたものであるとファンに保証した。
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終わることが決まっているからこそ描ける物語
地獄を舞台にしたブラックコメディと、心温まるストーリーテリングが見事に融合した『ヘルヴァ・ボス』。その大胆かつ型破りな作風は、多くの視聴者を魅了してきた。
しかし、シーズン4での完結が報じられ、物語の行方を不安視する声が一部のファンの間で上がっていた。これに対しロジャースは、米Colliderのインタビューで「『ヘルヴァ・ボス』の終わり方は最初から決まっていました」と断言。
「ファンは『このシリーズがどこに向かっているのか、本当にわかっているのか?』と心配しがちですが、我々はずっと前から知っていました。シーズン4で終わりますし、起こることはすべて意図的なものです」と、物語の結末が最初から計画されていたものであると明かした。
駆け足ではない、最高の結末を届けるために
多くのシリーズが打ち切りや制作方針の変更によって、結末を急遽変更せざるを得ない中、『ヘルヴァ・ボス』は自分たちのペースで物語を完結させられるという、希有な機会に恵まれた。
ロジャースは「全シーズンを通して、話の流れはすでに決まっています。私たちは完結まで描ききる許可を得ているのです」と述べ、最初から描ききることが決まっていたからこそ、最高の結末を届けられると強調している。「私たちはセルフプロデュースが可能ですが、今はその必要がなくなったのも素晴らしい点です」と語り、制約なく物語を紡ぐことができる喜びを噛みしめている様子だ。
ファンへの感謝を胸に迎えるフィナーレ
「ハッピーエンドか、悲しい結末か、あるいはそのどちらでもないのか」については明言を避けたロジャース。しかし、すべてのキャラクターにとって、ふさわしい結末が用意されていることに自信を見せた。
「キャラクターにとって最善のことが、視聴者の望むことや、キャラクター自身の望むことと一致するとは限りません。ですが、物語の一番良い部分は結末、最後の幕だと思っています」と、ストーリーテラーとしての信念を語った。
最終シーズンを前に、ロジャースはシリーズを愛し、支えてくれたコミュニティへの感謝を忘れていない。
「このシリーズは、すでにファンの皆さんに、そして私自身にも多くの良いことをもたらしてくれました。『ヘルヴァ・ボス』は本当に素晴らしい芸術作品であり、その一部にこれほどクリエイティブな形で関われたことをとても幸運に感じています」
『ハズビン・ホテルへようこそ』シーズン1はPrime Videoで配信中。シーズン2は10月29日(水)よりPrime Videoで独占配信開始。『ヘルヴァ・ボス』シーズン1&2は9月10日(水)よりPrime Videoで配信開始。(海外ドラマNAVI)
参考元:Collinder