イギリス発の国民的キャラクター「ミスター・ビーン」が、再び世界で存在感を拡大している。Banijay Rightsは、アニメ版『ミスター・ビーン』のFASTチャンネルをアメリカとカナダのSamsung TV Plusで展開すると発表した。配信開始は現地時間8月27日で、全4シーズンがラインナップされる。
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デジタル世界でも驚異的な人気
アニメ版『ミスター・ビーン』は、ローワン・アトキンソン主演の実写版を基に制作され、おっちょこちょいな主人公ビーンと相棒のテディベアが巻き起こす日常のドタバタを描く。シーズン4は2025年初めにイギリスで放送が始まり、すでにWarner Bros Discoveryのチャンネルを通じて世界各国で配信されている。
'Mr Bean: The Animated Series' Expands To Samsung TV Plus In North America https://t.co/Uj7ooaIRvl
— Deadline (@DEADLINE) August 26, 2025
アメリカではすでにアニメ版と実写版の両チャンネルが稼働しており、37地域・12プラットフォームで展開中。制作・配給を手がけるBanijay Rightsのショーン・キーブルは「2024年のローンチ以来、ミスター・ビーンはFAST市場で爆発的な人気を博している。今回の北米での配信拡大は、このアイコニックなキャラクターが持つ普遍的な魅力と、新しい視聴者層を開拓するブランドの力を裏付けるものだ」とコメントしている。
その人気はテレビだけにとどまらない。Facebookでは1億4800万人超のフォロワーを抱え、これは映画やテレビのブランドとして世界最大の数字だ。さらにYouTube登録者数は7500万人、Instagramは1000万人、TikTokは1150万人のフォロワーがおり、世代や国境を超えて愛されるビーンの魅力は、SNSの数字からも明らかだ。
35年間愛され続けるキャラクター
ミスター・ビーンのキャラクターは、『ラブ・アクチュアリー』や『ノッティングヒルの恋人』の監督として知られるリチャード・カーティスと主演のローワン・アトキンソンによって生み出された。ローワンはアニメ版でも声優とエグゼクティブプロデューサーを務めており、35年前に誕生した大人気キャラクターを今も育て続けている。
プロデューサーのトム・ビーティーは、「ミスター・ビーンは世界中の家族に愛され続ける、まさにコメディの伝説です。北米での新展開によって、さらに多くの視聴者に笑いを届けられることを楽しみにしている」とコメント。言葉の壁を越えて人を笑顔にする、ビーンのドタバタ劇が、今後さらに多くの人々に届けられることだろう。
（海外ドラマNAVI）
