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『ウォーキング・デッド』ショーランナー、次回作は冥界を旅するファンタジードラマに

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『ウォーキング・デッド』ショーランナー、次回作

ベストセラー作家R.F.クアン(『バベル』)の新作ファンタジー小説「Katabasis(原題)」が、アマゾンMGMスタジオによってドラマ化されることが明らかになった。本作の脚本・ショーランナーには、『ウォーキング・デッド』の元ショーランナー、アンジェラ・カンが就任。

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ケンブリッジの大学院生が地獄の裁判所を巡るダーク・アカデミア・ファンタジー

「Katabasis」は8月26日にHarper Voyager Publishingから発売予定。物語は、ケンブリッジ大学で魔術(Magick)を学ぶ大学院生アリス・ローが、卒業後の将来を切り開くために死んだ教授グライムズを蘇らせ、推薦状を得ようと冥界へ降りていくところから始まる。そこへ彼女のライバルである大学院生ピーター・マードックも同行し、二人は地獄の裁判所を巡る危険な旅に挑む。

アマゾンMGMスタジオは本作を「魔術を学ぶ二人の大学院生がライバル心を捨て、教授の魂を救うために地獄を旅する“ダーク・アカデミア・ファンタジー”。その代償は、彼ら自身の魂かもしれない」と説明している。

製作総指揮にはクアンとカンのほか、マンディ・サファヴィ(『DOPESICK アメリカを蝕むオピオイド危機』)、ベン・スミス(『マーダーズ・イン・ビルディング』)、ジェフリー・ワイナー(『トレッドストーン』)が名を連ねる。

カンは直近では、アマゾンMGMスタジオで企画されていた実写ドラマ『Silk: Spider Society(原題)』のショーランナーに就任していたが、同作は中止に。また、『ウォーキング・デッド』本家のショーランナーを務めた後、現在はスピンオフ『ウォーキング・デッド:ダリル・ディクソン』にも製作総指揮として携わっている。

一方、クアンは2022年の『バベル』で帝国主義・人種差別・資本主義をテーマに19世紀オックスフォードを舞台に描き、国際的評価と多数の受賞を獲得。2023年の『イエローフェイス』では出版業界における人種的多様性を風刺的に描き、連続してベストセラー入りを果たした。デビュー作は中国を題材にした壮大なファンタジー三部作『The Poppy War』(2018〜2020)。ケンブリッジとオックスフォードで学び、現在はイェール大学博士課程に在籍している。著作累計販売部数は400万部を超える。

新作「Katabasis」の映像化は、アカデミックな風刺と神話的冒険を融合させた野心的な作品となりそうだ。(海外ドラマNAVI)

Photo:R.F.クアン公式Instagram(@kuangrf)

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海外ドラマNAVI編集部

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