昨年12月に新たなスピンオフの製作が企画中であることが報じられていた米ABCのヒットドラマ『ザ・ルーキー』。この度、本作の進行状況と、タイトル候補が明らかとなった。
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『ザ・ルーキー』スピンオフ第2弾が成功するために必要なことは?
人気ドラマ『ザ・ルーキー』のスピンオフ第2弾の企画が進行中だ …
ワシントン州部隊のスピンオフ、ついにタイトルが判明?!
現在、米ABCでパイロット版制作へのゴーサインが間近に迫っていると報じられ、ファンの期待が高まっている『ザ・ルーキー』の新スピンオフ。舞台はワシントン州で、「セカンドアクト」に踏み出した男性警官の物語が描かれるというが、そのタイトルは『The Rookie North(原題)』になるようだ。オリジナル版の舞台ロサンゼルスに対し、北のワシントン州を指しているものになるが、正式タイトルなのか、仮題なのかは不明のまま。主役が決定次第、パイロット版の制作が正式に決定する可能性が高いという。
主人公は「人生の再出発」を望むベテラン警官
物語の中心となるのは、アレックス(仮名)という40代から50代の男性だ。彼は「かつては優秀だったが、人生が思い通りにいかなくなり、新人警官として新たなスタートを切る人物」と説明されている。
シリーズのクリエイターであるアレクシ・ホーリーは、今年4月にTV Lineのインタビューに対し、この新企画の「原動力は再出発(再発明)だ」と語っている。「自分の人生のある段階で、今の状況に満足できず、変化を求めたくなる、というところに焦点を当てている」と述べ、多くの人が共感できるテーマであることを強調した。
登場人物と今後の展開
アレックスの他にも、二人の訓練担当警官、数名の新人警官、そして警察署長といったキャラクターが登場する予定だ。
ホーリーは「脚本には本当に満足している」と自信を見せており、「最終的にはABCのニーズ次第だが、非常に前向きに考えている」と語った。
しかし、一方で正直な気持ちも吐露しておち、打ち切りとなったNetflixシリーズ『ザ・リクルート』を引き合いに出し、「あれも同じくらい前向きに感じていたのに、結局シーズン3は実現しなかった」と笑いながら明かした。
だが、今回のスピンオフについては「これは全く別物だ」と強調する。本家『ザ・ルーキー』はシーズン8の制作も決定し、ABCで絶好調であることも、この新スピンオフへの追い風となっているようだ。ホーリーは「これ以上は、私の手を離れたところですね」と語り、決定権がABCにあることを示唆した。今後の続報に期待したい。