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『プリズン・ブレイク』アレクサンダー・マホーンがシーズン5に登場しなかった理由

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2000年代に世界中で大ヒットを記録したタイムリミット・サスペンス『プリズン・ブレイク』。主人公のマイケル・スコフィールドを初め、劇中には数多くの人気キャラクターが存在した。中でも、FBI捜査官のアレクサンダー・マホーンは、シーズンを重ねる内に、敵から味方へと立ち位置が変わるなど、実にドラマティックな変化を遂げたキャラクターである。しかしながら、そんなウィリアム・フィクトナー演じる魅力的なキャラクターが、2017年に製作されたシーズン5に登場することはなかった。一体なぜなのか? その理由を米Screen Rantが伝えている。

『プリズン・ブレイク』あの人の死が今でも忘れられない理由

米FOXで2005年から4シーズンにわたって放送され、201 …

ウィリアム・フィクトナー演じる魅力的なキャラクター:アレクサンダー・マホーン

『プリズン・ブレイク』は、2005年から2009年にかけて全4シーズンが放送された。無実の罪で死刑判決を受け、投獄されてしまった兄のリンカーン(ドミニク・パーセル)を救い出すため、IQ200の頭脳を持つ弟のマイケル(ウェントワース・ミラー)が単身、刑務所へと乗り込むことから物語が幕を開ける。シーズンごとに様々な刑務所からの脱獄や逃走劇、発想の転換から重要施設への侵入など、タイムリミットを課したスリリングなドラマ展開が功を奏し、日本でも大ヒットを記録した。

そんな本作は2017年にオリジナルキャストがカムバックを果たしたリバイバル版となるシーズン5が製作。復活を待ち望んでいたファンを大いに喜ばせたが、シリーズ屈指の人気キャラクターの再登場が実現せず、疑問もまた残していた。

そのキャラクターというのが、『クロッシング・ライン ~ヨーロッパ特別捜査チーム~』映画『アルマゲドン』などへの出演でも知られるウィリアム・フィクトナー演じるアレクサンダー・マホーンだ。

マホーンは、目的のためなら手段を選ばない冷酷なFBI捜査官としてマイケルたちに敵対する形で登場。だが、物語が進むにつれて、マイケルたちと共闘するようになっていき、次第に彼の心は予期せぬ大きな変化を遂げていくことになる。また、大切に写真を持ち歩くほどに溺愛していた最愛の一人息子を殺害されてしまうという悲劇も彼を襲った。シーズン4では、諸悪の根源である組織打倒のため、マイケルたちと共に「スキュラ」奪還ミッションに参加。マホーンは、自らの仕事を全うし、そのまま姿を消すこととなった。

シーズン5へアレクサンダー・マホーンが出演していない理由

マホーンは、本作においてキーパーソンの一人であったはずだが、シーズン5でその姿を見ることは叶わなかった。シリーズ屈指の人気を誇る彼の再登場を願うファンが少なくなかったのもまた事実である。その理由は一体どこにあるのだろうか?

米Digital Spyのインタビューにて、ティーバッグ役のロバート・ネッパーは以下のように語っている。

「彼(ウィリアム)は素晴らしい俳優だ。でも、(製作総指揮の)ポール・T・シュアリングが僕に言ったんだ。マホーンをどうしたら良いのかわからないと」

マホーンのストーリーラインは、本作において最高なものの一つだが、シーズン5においては、逆にその事実が不利益になると考えられたのだ。

マホーンにとっての原動力は家族であり、息子が殺害されたことは、本作において最もショッキングな出来事の一つである。そのため、彼が息子の復讐を果たした時点で、彼の旅路は一つの終幕を迎えたのだ。別居中の妻パムとの関係修復さえも、息子を亡くした悲しみが波及し、難しいものであり、彼に残されたものはほとんどなかった。マイケルが命を落として4年後。マホーンはマイケルの墓前に姿を見せ、そこで彼の物語は一時停止されている。

リブート版への登場に期待

現在、『プリズン・ブレイク』は新たにリブート企画が進行中である。

ウェントワース・ミラーやドミニク・パーセルを初めとしたオリジナルキャストのカムバックはなく、新たなキャストによる脱獄劇が描かれようとしている。しかし、マホーンの再登場の可能性は未だ残されていると考えても良いかもしれない。彼は敵としても、味方としても実に有能なキャラクターで、新シリーズへの橋渡し的な役割を十分に果たせる存在。マホーンをシーズン5に登場させなかったことを後悔した製作陣が、再び彼を呼び戻す日もそう遠くないのかもしれない。

『プリズン・ブレイク』シーズン1~5は、NetflixとHuluにて配信中。(海外ドラマNAVI)

Photo:『プリズン・ブレイク』© 2006-2007 Fox and its related entities. All rights reserved.

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海外ドラマNAVI編集部

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