スコット・スピードマン、主演ドラマ決定で『グレイズ・アナトミー』出演はどうなる？

米ABCの人気ドラマ『グレイズ・アナトミー』にニック・マーシュ役で出演するスコット・スピードマンが、同じABCの新作ドラマ『RJ Decker（原題）』の主演に抜擢された。米Deadlineが報じている。

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ひとまずパイロット版の制作が決まっている『RJ Decker』は、カール・ハイアセンの1987年の小説「大魚の一撃」を原作とする。犯罪がはびこる南フロリダを舞台に、新聞社の写真家だったが刑務所送りになったRJデッカーが私立探偵として再出発する姿を追う。彼は、ジャーナリストである元恋人や、その妻である刑事、かつて関係のあった謎めいた味方などの助けを借りながら、少し風変わりなものからとんでもなく奇抜なものまで、様々な事件に挑む。スコットが演じるRJデッカーは、魅力にあふれ、短気で落ち着きのない性格の持ち主として描かれるという。

『RJ Decker』パイロット版の脚本を執筆するのは、米CBS『エレメンタリー　ホームズ＆ワトソン in NY』のクリエイターを務めたロバート・ドハティ。そして監督を務めるのは、英BBC『SHERLOCK／シャーロック』でシリーズ1作目の「ピンク色の研究」をはじめとした初期の重要なエピソードを担当したポール・マクギガンだ。シャーロック・ホームズの物語を現代の英米によみがえらせたドハティとマクギガンのタッグということで期待が高まる。製作総指揮には、この二人のほかに原作者のハイアセンも名を連ねる。

ハイアセンの小説はこれまで何度か映像化されてきた。1996年のデミ・ムーア主演映画『素顔のままで』（原作「ストリップ・ティーズ」）、2006年の映画『Hoot（原題）』（同「HOOT」）、先月シーズン2制作が決まったApple TV+ドラマ『バッド・モンキー』（同「Bad Monkey」）などである。そのうち、「復讐はお好き？」をもとにした2018年の米CWのドラマ『Skinny Dip（原題）』はシリーズ化に至らなかったものの、現在Maxがファンタジードラマ『ワンス・アポン・ア・タイム』のクリエイターコンビ、アダム・ホロウィッツ＆エドワード・キッツィスのもと再びドラマ化を進めていると報じられている。

『グレイズ・アナトミー』との二足のわらじが可能

スコットは現在、『グレイズ・アナトミー』にメレディス・グレイ（エレン・ポンピオ）の恋人であるニック・マーシュ役としてゲスト出演している。『RJ Decker』のキャスティングが『グレイズ・アナトミー』出演に影響を与えるかが気になるところだが、どうやらその心配はない模様。『RJ Decker』がシリーズ化されたとしても、スコットは『グレイズ・アナトミー』から降板することなく、双方の役をこなす予定とのことだ。

Deadlineによると、スコットは『RJ Decker』パイロット版の撮影を終えた後、『グレイズ・アナトミー』シーズン22の撮影に入るとのこと。シーズン21の最終回を迎えた際、『グレイズ・アナトミー』ショーランナーのメグ・マリニスはスコットが次シーズンに続投するかを問われると、「もちろん、まだ契約は結んでいませんが、私たちはスコットが大好きですし、彼演じるニックとメレディスは今も一緒にいます」と、同作の人気カップルについて語っていた。

『グレイズ・アナトミー』シーズン1～20はDisney+（ディズニープラス）で配信中。また、シーズン21はWOWOWにて放送・配信されている。（海外ドラマNAVI）

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参考元：米Deadline、米Variety