『Dr.HOUSE』あの“病気ネタ”の真相をクリエイターが明かす

米FOXの人気医療ドラマ『Dr.HOUSE ―ドクター・ハウス―』では、主人公グレゴリー・ハウスが何度も自己免疫疾患「ループス」に言及するシーンが登場したが、その“病気ネタ”の真相をクリエイターが明かしている。

 

症状の幅が広いから何度も誤診された

番組でハウスは度々、患者がループスを患っている可能性を示唆したが、その度に別の原因が判明し、ついにシーズン4第8話「変わりゆく人生」でループスと診断された患者が登場した。

ループスは、関節リウマチや線維筋痛症、セリアック病など、他の病気と多くの症状が類似しており、体内の組織を攻撃し、皮膚や内臓に永久的な損傷をもたらす深刻な再発性の疾患だ。米国では推定150万人、世界では500万人がループスに罹患しているという。

Entertainment Weeklyに対し、『Dr.HOUSE』でクリエイターを務めたデヴィッド・ショアが、番組で何度もループスが登場することになった経緯を説明している。

「実のところ私たちは、重篤になる可能性があり、様々な形で症状が現れる病気を探していました。そして、多くの人にとっては不運かもしれませんが、私たちにとっては幸運なことに、まさにループスは理想的な病気だったんです! 様々な形で症状が現れるので、誤診される可能性もあります。だから、それを上手く活用することにしたのです」

番組で、ハウスが患者をループスだと診断しても実際には違うことが多かったため、「ループスじゃない」というフレーズが内輪のジョークになり、「It's never lupus(絶対ループスじゃない)」とプリントされたTシャツまであったそうだ。

全シーズンを通して、実際にループスと診断された患者は一人だけだったが、そのエピソードについてショアはこう振り返っている。「それは、もう20年前のことなので詳細は覚えていませんが、“そうだな、1回くらいはループスにしなきゃな”と話をしました。ずっと、“ループスじゃない”という設定だったから、“今度はループスにしないといけないな”という内部のやり取りがあったと思います」

製作チームは、稀少な病気であるループスをブラックコメディの手法で扱い、あえて“定番ギャグ”として定着させた。

『Dr.HOUSE ―ドクター・ハウス―』は、HuluとNetflixで配信中。(海外ドラマNAVI)

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Photo:『Dr.HOUSE ―ドクター・ハウス―』©︎ 2005 NBC, Inc. All rights reserved