『ストレンジャー・シングス』の過去が明かされる舞台版、最終シーズンへのカギを握る
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Netflixの大人気ドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』の演劇版で、前日弾にあたる「ストレンジャー・シングス 始まりの影」(原題:Stranger Things: The First Shadow)。舞台版を手掛けたケイト・トレフライが最終章となるシーズン5との繋がりについて明かしている。

 

『ストレンジャー・シングス』ユニバース初の舞台化、その全貌とは

『ストレンジャー・シングス』シーズン2から、脚本家兼プロデューサーとして作品を支えてきたケイト・トレフライ。舞台版は、シリーズを生み出したダファー兄弟、ジャック・ソーンとの共同脚本によるもので、「ドラマシリーズ最終章と地続きの物語」と位置づけられている。

「これは2016年の配信開始以来、初の“ユニバース拡張プロジェクト”であり、ファンが愛する世界の前日譚として機能します」と語るトレフライは、本作で自身初の舞台脚本に挑戦した。

当初は自分には無理な企画に思えたと語る彼女だが、『ストレンジャー・シングス』参加前にはテレビ業界の経験すらなかったと明かし、その大胆なチャレンジ精神をのぞかせる。

舞台版が描くのは、若きホッパーやジョイス、そしてヘンリーの“始まり”

「ストレンジャー・シングス 始まりの影」の舞台は1959年。後にヴェクナとなるヘンリー・クリールの起源を掘り下げる内容となる。若き日のジム・ホッパー、ジョイス、ボブらも登場し、ドラマ版でおなじみのキャラクターたちの過去を見ることになる。

「筋書きの骨子として渡されたのは、“1950年代のヘンリーの物語”“ボブ・ニュービーの妹との友情”“大人キャラの10代時代”という3つの要素でした。そのあとは完全な自由を与えられ、物語を好きなように構築できました」とケイトは創作過程を振り返る。

「テレビの脚本家として長年仕事をしてきましたが、舞台はまさに“集団で何かを観る”というリアルタイムな感情のうねりを体感させてくれる場所です」とケイトは語る。観劇者の約65パーセントが初めて劇場を訪れる観客であるという事実は、舞台の裾野を広げることにも寄与している。

舞台を観れば最終シーズンのヒントがわかる?ファン必見のイースターエッグも

気になる最終シーズンについては、「詳細は伏せられているが、舞台版を観れば多くのヒントが得られる」とケイトは明言。「ヘンリーとマインドフレイヤーの関係性や、“人間は生まれで決まるのか育ちで変わるのか”といったテーマが軸になる」と明かしている。

「より未熟で純粋な彼らの中に、確かに後の人格の芽が見えるようにしました」と語るケイトは、各キャラクターの“形成される過程”を丁寧に構築したという。

とりわけヘンリーのキャラクターは最も苦心したパートであり、「最初はマイケル・マイヤーズ(『ハロウィン』シリーズ)的スーパーヴィランとして設計されていた」とケイトは告白。「しかし今回は、力なき少年が“正しさ”を求めて暴走していく過程を、繊細かつ人間的に描きたかった」と語る。

「これは彼ら全員に共通する“傷跡”の物語です」と彼女は締めくくる。ホッパーは罪悪感を、ジョイスは誰かを守りたいという思いを、ボブは希望を──。同じ事件を通して異なる感情を育む姿が描かれることで、『ストレンジャー・シングス』という物語にさらなる深みが加わっていくことになるだろう。

『ストレンジャー・シングス 未知の世界』はNetflixで独占配信中。舞台版の裏側を追ったドキュメンタリー『舞台の裏側: ストレンジャー・シングス 始まりの影』も配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:People

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