ダニエル・ラドクリフ、米NBCのコメディドラマで映画監督役に

『ハリー・ポッター』シリーズのダニエル・ラドクリフが、米NBCが製作する新作コメディドラマのパイロット版に出演することが決定した。

 

主人公の生活を記録する監督役

タイトル未定の同シリーズの主人公は、トレイシー・モーガン(『トワイライト・ゾーン』)演じる元フットボール選手レジー。彼は過去のスキャンダルによって評判を落としたが、名誉を回復するために奮闘する。ダニエルは、アーサー・トビンというキャラクターを演じる。彼は受賞歴のある映画監督であり、レジーの豪邸に住み込み、彼の再起を記録するドキュメンタリーを制作することになる。

同シリーズは、『アンブレイカブル・キミー・シュミット』のロバート・カーロックとティナ・フェイが手掛け、脚本は『マリガン』のサム・ミーンズが担当。他には、『Girls5eva/ガールズ5エバー』のエリック・ガリアンとデヴィッド・マイナーが製作総指揮に名を連ねる。また、『ホークアイ』のリス・トーマスがパイロット版の監督と製作総指揮を務める。

ダニエルは、ワーナー・ブラザーズ製作の『ハリー・ポッター』シリーズの主人公ハリー役で広く知られている。近年では『こいつで、今夜もイート・イット ~アル・ヤンコビック物語~』での演技が評価され、批評家協会賞を受賞し、エミー賞やBAFTA賞の主演男優部門でノミネートされた。また、TBSのコメディシリーズ『Miracle Workers(原題)』の最終シーズンにも出演し、エグゼクティブ・プロデューサーも務めた。

その他の出演作としては、パラマウント映画の『ザ・ロストシティ』、Netflixの『アンブレイカブル・キミー・シュミット:キミーVS教祖』、アカデミー賞受賞監督による『スイス・アーミー・マン』、実話に基づく脱獄映画『プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵』が挙げられる。

さらに、彼は最近、スティーブン・ソンドハイムのミュージカル「メリリー・ウィー・ロール・アロング」のブロードウェイ公演で主演を務め、チケットは即完売し、興行的にも成功を収めた。この作品で、トニー賞最優秀助演男優賞を受賞し、グラミー賞の最優秀ミュージカル・シアター・アルバム部門にもノミネートされた。

(海外ドラマNAVI)

Photo:© 2022 Warner Bros. Entertainment Inc.