『ハンドメイズ・テイル』続編ドラマ、3人の主要キャストが決定

マーガレット・アトウッドのディストピア小説をもとにした米Huluの人気ドラマ『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』の最終シーズン解禁が近づく中、続編ドラマに出演する3人の主要キャストが決定した。米Varietyが伝えている。

本家からあのキャラも登場

アトウッドが1985年に発表した「侍女の物語」をベースにした『ハンドメイズ・テイル』は、男性絶対優位の独裁体制が敷かれた近未来の国家ギレアドで、出生率の激減により支配階級の男性の子どもを産むための道具となった侍女たちや、支配階級の夫に支配された妻たちが立ち上がる姿を描き、エミー賞やゴールデン・グローブ賞に輝いた。2017年に始まった同作は今年4月にリリースされるシーズン6をもって終了するが、アトウッドが34年ぶりに出版した続編「誓願」のドラマ版の制作が進められており、この度3人のメインキャストが出揃った。

「誓願」は、「侍女の物語」の15年後の世界が舞台。『ハンドメイズ・テイル』にも出てきたリディアおばに加えて、ギレアドに暮らす若き女性アグネス、カナダに暮らす若き女性デイジーという3人が主要キャラクターだ。リディアおば役は本家に続いてアン・ダウド、アグネス役はドラマ版『推定無罪』にレギュラー出演していたチェイス・インフィニティ、デイジー役はジェームズ・マカヴォイの監督デビュー作『California Schemin(原題)』に起用された期待の新鋭ルーシー・ハリデイに決まった。

この新作『The Testaments(原題)』で本家に引き続きクリエイター・ショーランナーを務めるのはブルース・ミラー。なお、リディアおば役のアン以外のオリジナルシリーズの人物が再登場するかは今のところ不明だが、続報があり次第お伝えしたい。本家は原作の内容をほぼ忠実に映像化したシーズン1以降も大きく話を膨らませて6シーズンにわたって続くことになったが、続編ドラマもそのくらい大化けするだろうか。

『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』シーズン1~5はHuluにて配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Variety