『シカゴ P.D.』ジェイソン・ベギー、部下の“ボイト的行動”を語る

『シカゴ P.D.』のハンク・ボイト役ジェイソン・ベギーがアダム・ルゼック(パトリック・ジョン・フリューガー)の“ボイト的行動”について語ったとTV Insiderが伝えている。

(この記事はネタバレを含みます)

 

チームの中で、ルゼックは最もボイトに近い存在

シーズン12の最終話にあたる第15話の放送を現地時間3月5日に控え、物語が佳境に入ってきている『シカゴ P.D.』。第10話「Zoe(原題)」から、ルゼックが少女ゾーイを誘拐した連続殺人犯を追跡する姿が描かれてきたが、リーダーのボイトに似た行動を取っていると注目を集めている。

行方不明のゾーイの居場所を聞き出すためなら暴力をふるうこともいとわず、ボイトに「もう十分だ!」と怒鳴られるまで止めることがなかったルゼックの振る舞いに「ボイトがチームに求めているのは、それぞれが自分らしくいること。あのルゼックの行動はまさにボイトっぽいものだった。チームの中で、ルゼックは最もボイトに近い存在。彼の性格の一部として、自然とそうなるんだ」と語るジェイソン。

「気がついているかもしれないけれど、昔のボイトは平手打ちをしたり、一線を越えるようなことをよくしていた。でも新しい警察のあり方に適応するために抑制しなければならなくなった。究極、彼は自分の仕事をきちんとやりたいと思っているから変化して適応する必要があったんだ。彼は同じような道をアダムに歩ませたくないんだよ」「だからこそ、あの場面でボイトはルゼックの気持ちを理解しつつも、止めに入って我に返す必要があるとわかっていた。暴力なしでも目的を達成できると気付かせるためにね」

しかしこれを機にボイトがルゼックを注意深く監視することになるかというと、そうではないそう。ジェイソンは「ボイトは心配性ではない」と説明。「ボイトが自分自身を見つめ直すようになったのは、ほんのここ数シーズンでのこと。僕自身、俳優としても人間としても“面白い人であることより、興味を持つことが大切”というのをモットーにしているんだ。ボイトもすごく興味を持つタイプではあるけど、自分自身を振り返るときも“面白い人間”ではない。“ああ、ひどい気持ちだ”ってなるんじゃなくて、それよりももっと“問題がある、欠点がある、弱みがある。それをどうやって解決する?”って感じになる。それはチームに対しても同じで“お前が好きじゃない、悪い人間だ”ってなるんじゃなくて、ただ“それはできない、やめろ”ってなるんだ」と話している。

『シカゴ P.D.』シーズン1〜9は、Huluにて配信中。(海外ドラマNAVI)

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