『グレイズ・アナトミー』のエレン・ポンピオが「みんな私が摂食障害を患っていると思ってた」と、若かりし頃の辛かった日々や『グレイズ・アナトミー』から学んだことを振り返ったとPeopleが伝えている。
身体的特徴に対して人々が批判的だった
実話を基にしたリミテッドシリーズ『グッド・アメリカン・ファミリー』の解禁を3月19日に控えるエレンは20年以上駆け抜けてきた『グレイズ・アナトミー』との日々を通して自分が何者なのか、そして何を望んでいるのかを学んだという。
ロングランヒット医療ドラマ『グレイズ・アナトミー』で主人公メレディス・グレイを演じ、2017年にはTV業界で最も稼いだ女性の称号を手にしたこともあるエレン。まもなく配信予定の最新作『グッド・アメリカン・ファミリー』は、ウクライナ出身で低身長症を持つ少女ナタリア・グレースの実話を基にしたクライムドラマだが、エレンはナタリアを養子として迎え入れるも彼女の正体に疑念を抱き始めるクリスティン・バーネット役で主演を務めている。
最初は強烈な内容に自分には向いていないと感じたというエレン。「でもみんなにこれは間違いなくあなたがやるべき作品よと説得されたの」と出演を決めた背景をPeopleに話している。
今でこそ絶対的な地位を築き上げた彼女だが、その道のりは平たんなものではなかった。「男性はなんでも好きなことを話すのに、女性がお金について話すことは品がないとされる。まして不満を述べようものなら難しい人とか頭がおかしい人みたいな扱いをうける」と話す通り、厳しい男性社会の中で声をあげて権利を勝ち取ってきたのだ。
こうした経験から女性たちを勇気づける存在になりたいと考えているそう。「特権を手にしている人が他の人の人生をより良くするためにその力を使えなければ、無駄だしふさわしくないと思う」
そんな彼女が若い頃を振り返って思い出すのは、自信を持てずに葛藤したこと。「私はすごく細身でそれがすごく嫌いだった。みんなに摂食障害を患っているんじゃないかと思われていたの」「私がどれだけ痩せているかというのが、ネガティブな関心を集めていた。今の女の子たちは、好きなようにいられるでしょう。ありがたいことに女性の身体に対してどうこう言うことが許されていないこともあるし。それでも人は好き勝手言うのだけれど。でも私は若い頃、すごく悩まされて自尊心が欠如してしまったの。私の身体的特徴に対して人々がとても批判的だったから」と打ち明ける。
こうした注目はブレイクする前からあったとか。「タブロイド紙がひどいことを書くのよ。レッドカーペットに立つことや体重や外見に関するコメントを考えるとものすごく不安で仕方なかったことを覚えてる」「でもそれは残酷な20年も前のことだから、色々と変わっていたらいいなと思うし、そうだと嬉しい」と話した。
「私のこれまでの居場所や成し遂げてきたことについて、大きな安らぎを感じているわ。それにこれから待ち受けていることもとても楽しみにしている」と現在の心境を明かすエレン。彼女が主演・製作総指揮を務める全8話の『グッド・アメリカン・ファミリー』は初回2話が3月19日（水）にDisney+にて配信、以降毎週水曜日に1話ずつ配信される。
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