『HAWAII FIVE-0』『FRINGE/フリンジ』クリエイターが51歳で死去

『HAWAII FIVE-0』『FRINGE/フリンジ』『スリーピー・ホロウ』という人気ドラマでクリエイターを務めたロベルト・オーチーが、51歳で死去した。米Varietyなど複数のメディアが伝えている。

『スター・トレック』シリーズなどの映画でも活躍

オーチーは、2月25日(火)に米ロサンゼルスにある自宅で息を引き取った。アルコール中毒の問題を抱えていた彼は、腎臓の病気に苦しんでいたという。

メキシコの首都メキシコシティで生まれ育ったオーチーは、10歳の時に家族とともにアメリカへ移住。1995年から放送されたサム・ライミ製作総指揮のアクションドラマ『ジーナ』やファンタジードラマ『Hercules(原題)』の脚本家としてキャリアをスタートさせた。

ロサンゼルスの学校に通っていた時に知り合ったヒットメーカー、アレックス・カーツマンとのコラボレーションで知られ、ハリウッドで幅広く活躍していたオーチー。ドラマとしては『HAWAII FIVE-0』『FRINGE/フリンジ』『スリーピー・ホロウ』でカーツマンとともにクリエイターを務めただけでなく、『リミットレス』『SCORPION/スコーピオン』も一緒に手掛けた。映画では人気シリーズの『トランスフォーマー』や『スター・トレック』、『アイランド』『レジェンド・オブ・ゾロ』『アメイジング・スパイダーマン2』などの脚本や製作に関わった。

弟で、自身も『ブラックリスト』シリーズや『ALERT 失踪者緊急警報』の制作陣に名を連ねるJ・R・オーチーは、2つ年上の兄について「とても広い心と美しい魂を持ち、想像力にあふれたストーリーテラー。それだけでなく、見知らぬ人やシェルターの子犬を助けるような思いやりのある人だった」と述べていた。

また、『スター・トレック』シリーズでレナード・“ボーンズ”・マッコイを演じたカール・アーバンがInstagramのストーリーズに追悼メッセージを投稿。「2009年の『スター・トレック』で脚本・製作を務めたボブ・オーチーの訃報を聞いて悲しい」と綴っている。

SFを中心に多くのドラマ、映画で活躍したオーチーの冥福を祈りたい。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Variety米TV Line

Photo:『HAWAII FIVE-0』© 2017 CBS Broadcasting, Inc. All Rights Reserved.