『フルハウス』キャストが本音告白!“もっと描いてほしかったこと”とは?

今もなお根強い人気を誇るファミリーシットコム『フルハウス』の主要キャストが、「番組でもっと描いて欲しかったこと」について語っている。

 

もっと母親の存在を示すべきだった?

『フルハウス』は、1987年から8シーズンにわたって放送されたシリーズ。妻に先立たれたダニー・ターナーが、義理の弟ジェシーと親友ジョーイに助けてもらいながら、三人の娘の育児に奮闘する姿がハートウォーミングに綴られた。

この番組は、ダニーの妻パムの死で物語がスタートしたことになるが、なぜか劇中で三人の娘の母親についてはほとんど言及されていない。

『フルハウス』について語る米ポッドキャスト番組『How Rude, Tanneritos!(原題)』で、司会を務めるステファニー役のジョディ・スウィーティンとキミー役のアンドレア・バーバーが、「番組でパムが軽視された」というファンのSNSの投稿に反応している。

二人は、シーズン1でパムが写ったビデオテープが少し再生されるシーンはあったが、それだけだったと指摘し、パムの死後も、もっと母親の存在を示すべきだったと意見している。

ジョディは、「別に、暗くて落ち込むようなシーンである必要はないと思うの。時間が経つにつれて、その人の面白いエピソードを自然に話せるようになるものだから。例えば、パムが子どもたちと過ごした話や、ダニーと一緒にやったこととか、そういう話をもっと聞きたかったな…。だって、人が亡くなった時って、そうやって思い出を語ることでその人を生かし続けるでしょう? でもパムに関しては、なんというか、 まるで“はい、亡くなったからサヨナラ”みたいな感じだったのよね」とコメント。

アンドレアも、「そうよね。バイオリンの音色を流して泣いたり、感傷的になったりする必要はないし、後のシーズンでさりげなく触れることが出来たんじゃないかな」と同意した。

さらに二人は、パムへの言及がないだけでなく、家の中に母親の写真すら飾られていなかったことも指摘。ステファニーのベッドサイドテーブルに父親ダニーの写真は飾ってあったが、パムの写真はなかった。アンドレアが、「パムはシーズン4までに、消されちゃったよね」というと、ジョディが、「まるで名前を消すように、サヨナラって感じだった」とコメントを続けた。

『フルハウス』は1995年に放送終了し、その21年後となる2016年にNetflixにて、後日譚スピンオフドラマ『フラーハウス』として復活。5シーズンにわたって製作され、タナー家のその後の物語が描かれて人気を博した。

『フラーハウス』全シーズンはNetflixにて配信中。(海外ドラマNAVI)

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