
ヒットメーカーのライアン・マーフィーが手掛ける、実際の犯罪をもとにしたNetflixの人気アンソロジーシリーズ『モンスター』。その第3弾の追加キャストが続々と決定している。
『サイコ』ノーマン・ベイツのモデルとなった殺人鬼
15人以上の若者を手にかけた殺人鬼ジェフリー・ダーマーを描いた2021年の第1弾(『ダーマー モンスター:ジェフリー・ダーマーの物語』)、両親を殺した罪で有罪となったライル&エリック・メネンデス兄弟の物語を映像化した2024年の第2弾(『モンスターズ:メネンデス兄弟の物語』)に続く第3弾は、エド・ゲインの事件を取り上げる。
非常に厳格な母親アウグスタに抑圧されて育ったエド・ゲインは、1950年代に少なくとも二人の女性を殺害。実際にはさらに5人の犠牲者がいるとも噂されている。彼はまた、墓地から掘り起こした遺体の皮膚や骨で様々な「記念品」を作り、“プレインフィールドの屠殺解体職人”や“プレインフィールドの墓荒らし”と呼ばれた。アルフレッド・ヒッチコック監督の映画『サイコ』のノーマン・ベイツや、ジョナサン・デミ監督の映画『羊たちの沈黙』のバッファロー・ビルのモデルになったと言われている。
2024年の10月31日、ハロウィンに撮影がスタートした本作でエド・ゲインを演じるのは、犯罪ドラマ『サンズ・オブ・アナーキー』で全7シーズンにわたり主人公のジャックスに扮したチャーリー・ハナム。
さらには、アルフレッド・ヒッチコック監督役でトム・ホランダー(『フュード/確執 カポーティ vs スワンたち』)、ヒッチコックの妻アルマ役でオリヴィア・ウィリアムズ(『ザ・クラウン』)、エド・ゲインの母親アウグスタ役でローリー・メトカーフ(『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』)が起用された。そのほかには、スザンナ・サン(『THE IDOL/ジ・アイドル』)、ヴィッキー・クリープス(『ファントム・スレッド』)、エズラ・バジントン(『アメリカン・ホラー・ストーリー』)、エマ・ハリーン(『アメリカン・ホラー・ストーリーズ』)、カーリー・ローゼンバーグ(『グロテスク』)も出演する。
Laurie Metcalf as Ed Gein’s mother
Tom Hollander as Alfred Hitchcock
Olivia Williams as Alma HitchcockAll three join Charlie Hunnam as Ed Gein in the next installment of Ryan Murphy and Ian Brennan's Monster anthology series. pic.twitter.com/7HsodozOGY
— Netflix (@netflix) October 15, 2024
Ryan Murphy's 'Monster' Adds Suzanna Son As Series Regular In Season 3 https://t.co/MUEv8fFz2T
— Deadline (@DEADLINE) February 18, 2025
現在のシリアルキラー像に大きな影響を与えたとされる殺人者をチャーリーがどう体現するかも注目だが、『ビッグバン★セオリー』でシェルドンの母親メアリーを演じたローリーが、エド・ゲインの狂信的な母親にいかに扮するかも気になるところだ。
『モンスター』シリーズのシーズン1~2はNetflixにて独占配信中。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』© Warner Bros. Entertainment Inc.