Apple TV+のSFドラマ『フォー・オール・マンカインド』から、ソ連の宇宙計画に焦点を当てたスピンオフドラマが作られることは以前お伝えした通り。その主演が決まったと、米Varietyなど複数のメディアが伝えている。
出演中の『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』への影響は?
2019年にスタートした『フォー・オール・マンカインド』は、1960年代から1970年代にかけて激化したアメリカとソ連の宇宙開発競争を歴史改変で描く人気シリーズ。アメリカでなくソ連が先に月面に降り立ち、宇宙開発競争が終わらなかった世界を舞台にしており、2024年1月までに4シーズンがリリースされている。
本家のシーズン5更新と合わせて、制作されることが2024年4月に報じられたスピンオフ『Star City(原題)』は、ソ連視点で宇宙計画を描く。「鉄のカーテンの向こう側から物語を探り、ソ連の宇宙計画に組み込まれた宇宙飛行士、エンジニア、諜報部員の生活と、人類を前進させるために彼らが取ったリスクを描く」というのが公式あらすじ。
'Star City': Rhys Ifans To Star In Apple TV+'s 'For All Mankind' Spinoff https://t.co/y23SAwkFrP
— Deadline (@DEADLINE) February 3, 2025
その最初のキャストとしてこの度配役されたのは、イギリス出身のリス・エヴァンス。『ノッティングヒルの恋人』のヒュー・グラント演じる主人公の同居人スパイク役や、『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』のマイクロフト・ホームズ役、『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』のオットー・ハイタワー役などでおなじみの彼は、このスピンオフの主人公となるソ連の宇宙計画における責任者(役名不明)を演じるという。
米Deadlineによれば、リスは『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』には2026年リリース予定のシーズン3にも引き続き出演予定とのことだが、影響があるか否かはまだ分からない模様。『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』を手掛ける米HBOが、今回のキャスティングによってリスの立場は変わらないと答えたと米TV Lineが伝えている。
『フォー・オール・マンカインド』のクリエイターである3人、ロナルド・D・ムーア、マット・ウォルパート、ベン・ネディヴィがこちらのスピンオフでも同職を担い、そのうちウォルパートとネディヴィはショーランナーも兼任する。
『フォー・オール・マンカインド』シーズン1~4はApple TV+にて配信中。(海外ドラマNAVI)
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