日本でも人気のフレンチミステリー『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』のイギリス版リメイク『Patience(原題)』が制作されていることは、以前当サイトでもお伝えした通り。その放送日が明らかになった。英Radio Timesが報じている。
主役コンビの友情も健在
今年2月からベルギーやイギリスで撮影が行われていた全6話の『Patience』は、英Channel 4にて2025年1月8日(水)に第1話が、翌9日(木)に第2話が放送される。
本家は、パリ警視庁を舞台に、几帳面で論理的なアストリッドと、思いついたら猪突猛進とちょっぴりガサツだが誰に対してもフレンドリーなラファエルという二人の組み合わせが愛される大きな理由の一つだった。
一方のイギリス版リメイクは、舞台をヨークシャー警察に変更。犯罪記録部門で働くペイシェンス・エヴァンスは、事件の証拠を分類してファイル化する仕事をしている。独学で犯罪学を学んだ彼女は、犯罪現場に対する直感的な洞察力と問題解決への情熱を持つ優れた犯罪学者。そんな彼女の能力に気づいたビア・メトカーフは、ペイシェンスと協力することに。これにより、ペイシェンスにとって新たな世界への扉が開かれることになる。二人の役名は変わっているものの、基本的な設定はオリジナルを踏襲しているようだ。
“ペイシェンスとビア”でオリジナルのアストリッドに当たるペイシェンス・エヴァンスを演じるのは『HEARTSTOPPER ハートストッパー』のエラ・メイジー・パーヴィス、ラファエルに当たる刑事ビア・メトカーフを演じるのは『ブレイキング・バッド』のローラ・フレイザーだ。『HEARTSTOPPER』の端役で女優デビューしたエラは、演じる役と同じくニューロダイバージェント(神経多様性)であることが知られている。このリメイク版では神経多様性がテーマの一つとして扱われ、ペイシェンスをはじめとしたすべてのニューロダイバージェントのキャラクターは、同じ特性を持つ俳優によって演じられるという。
ペイシェンス役に起用されたエラは、「この画期的な作品でペイシェンス・エヴァンスという役柄に命を吹き込めることを誇りに思います。若い自閉症の女性がニュアンスと細かい描写をもって描かれており、定型発達が多数派の世界においては挑戦的なことをしています。私が演じるペイシェンスは、深みのある知的なキャラクターで、正義感にあふれています。彼女のスリリングな冒険をみなさんにご覧いただくのが待ちきれません」と述べている。
ビア役のローラによると、二人の友情ももちろん見どころの一つのようだ。「ペイシェンスは好奇心をそそられるような謎や普通ではない犯罪の数々に立ち向かうことになります。ですが、彼女とは違う人生経験を持つビア・メトカーフ刑事との間に芽生えていく友情にも注目してほしいですね」
脚本チームを率いるのは『テンペスト教授の犯罪分析ノート』のマット・ベイカー。彼とともにスティーヴン・ブレイディ(『フォーティチュード/極寒の殺人鬼』)、ダニエラ・デヴィンター(『Before We Die(原題)』)、サラ・フリーティー(『Country House Rescue(原題)』)が執筆するが、全員が自閉症に関して何かしらの個人的な経験を持っているそうだ。また、ベルギー出身のマールテン・ムーケルケ(『十三戒 ~偽りのモーセ~』)が全6話のメガホンを取る。
『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』はシーズン1~3がU-NEXTにて配信中。(海外ドラマNAVI)
Channel 4 announces new crime drama Patience starring Laura Fraser and Ella Maisy Purvis
Read more info here ⬇️https://t.co/7NseUK3RkP pic.twitter.com/BK5ZknrC94— Channel 4 Press (@C4Press) June 20, 2024
参考元:英Radio Times
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