米ABCで8シーズンに渡り放送されたヒットドラマ『デスパレートな妻たち』。本国アメリカでの放送終了からもう12年が経つが、何度も話題になるリブート版製作。これまでに“7万人”からその質問をされたと答えたクリエイターのマーク・チェリー(『Why Women Kill ~ファビュラスな女たち~』)がそのアイデアを具体的に明かした。
『デスパレートな妻たち』リブート版で描きたいのは…
『デスパレートな妻たち』は、郊外の高級住宅地ウィステリア通りに暮らす、スーザン(テリー・ハッチャー)とリネット(フェリシティ・ハフマン)、ブリー(マーシャ・クロス)、ガブリエル(エヴァ・ロンゴリア)が巻き起こす騒動や事件がサスペンスフルに描かれる。日本でもNHKで放送され、大ヒットした。
そんな人気ドラマを生み出したチェリーだが、リブート版を作るのであれば1960年代を舞台にしたものにしたいそう。
「やるとしたら、少し前の時代を舞台にしたいんだ。書くのが一番恋しいのは実は“ウィステリア通り”だから。テレビの歴史の中で、最も楽しい現場だったよ。なんせ、通りすべてが自分たちのものだったからね。ウィステリア通りを知り尽くしているんだ。CMに出てくればすぐにわかる。そこにある全部の家を知っているから。舞台として書くのが本当に楽しい場所だったよ。それで、たまに思うんだ。“1966年を舞台にしたウィステリア通り”は書けるだろうかって。本当のことを言うと、いくつかアイデアがあるんだけどね」
ちなみに、このウィステリア通りはユニバーサルスタジオハリウッドのスタジオツアーで訪れることができる。60年以上の歴史を持ち、『デスパレートな妻たち』終了後に藤の木や白いフェンスは撤去されてしまったが、ドラマに登場した家はまだ健在。『グレムリン』、『ディープ・インパクト』『ベートーベン』といった映画や、テレビシリーズでは『サブリナ』『私の“初めて”日記』『バフィー~恋する十字架~』などの舞台となった。
リブート版実現のための条件
リブートのアイデアは複数あるようだが、実際に制作するには「語るべきことがあるならば」と付け加えたチェリー。「もし、リブートをやるのならばすごく優れた芸術的な理由が必要だ。いつか、誰かと腰を据えて“リブートをするだけの十分な理由があるか話し合おう”となる時がくるだろう」と、前向きに考えていることを語った。
時代設定を変え、またウィステリア通りでの“デスパレートな妻たち”が見れるのか、続報を待ちたい。
『デスパレートな妻たち』はDisney+(ディズニープラス)で配信中。(海外ドラマNAVI)
参考元:Deadline
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Photo:『デスパレートな妻たち』(C) ABC Studios.