『ヒットマン』グレン・パウエル、『NCIS』ゲスト出演で金欠から抜け出せていた

『トップガン マーヴェリック』、『恋するプリテンダー』、『ツイスターズ』、『ヒットマン』などの大ヒット映画に次々と出演し、今ではハリウッドの人気俳優の一人として大活躍するグレン・パウエル。かつてはTVシリーズへのゲスト出演で生計を立てていたという。

 

『NCIS』シーズン10に出演していたグレン・パウエル

このほど、米Vanity Fairのインタビューに応えたグレンは、駆け出しの頃は苦労していたと明かしたうえで「『NCIS』に出演して、1年間は生活を維持できたんです」と『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』の出演料で生活できていたことを告白。

当時20代のグレンが出演したのは、2012年に放送されたシーズン10の第6〜7話「壊れた兵士(前・後編)」。具体的な出演料については明かさなかったものの、無駄な出費を抑えればハリウッドでも生き残るには十分な額だったと語った。

グレンは2003年に映画『スパイキッズ3-D:ゲームオーバー』に脇役で出演しデビュー。その後10年間は、『NCIS』のほか、『WITHOUT A TRACE/FBI 失踪者を追え!』『CSI:マイアミ』『リゾーリ&アイルズ』などにゲスト出演したり、短編映画などにも出演していた。

「苦労している俳優にとって、何もないハリウッドほど生きづらい場所はありません。あの街の通貨は、自分がどれだけ重要な存在であるか、そして自分の最後の仕事が何であるかということです」とグレンは語る。「自意識過剰になり、理由も考えずにただルーレットを回し続けようとするとマンネリに陥るでしょう。ただテーブルに居座りたいというだけなのです」

来年以降も映画『The Runnning Man(原題)』やTVシリーズ『Chad Powers(原題)』、ほか3本の映画への出演が決まっているが、下積み時代があるからこそ、彼は役者としてしっかりと向き合い続けている。

「僕は成功した時間よりもうまくいかなかった時間のほうが長いので。他の人たちを見る機会が本当に多くありました。そして気づいたのは、型にはめようとするとうまくいかなくなる罠があるということです」

だからこそ彼は、新しい企画を立ち上げるたびに、「観客は何を見たいのか?」「本当に挑戦できる仕事ができるか」と自分に問うのだという。そして、グレンは俳優として「自分ファースト」ではなく、「視聴者・観客がファースト」と考えることが、自分の技術を磨く一歩だと語る。

『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』シーズン1~20はHuluU-NEXTで配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:US Magazine

Photo:公式Instagram@glenpowellより