【配信】海外ドラマランキング｜3週連続トップの『モンスターズ：メネンデス兄弟の物語』に新作ロマコメが迫る

全米で配信中の海外ドラマおよび映画（ドキュメンタリー・リアリティショー含む）におけるランキングトップ10（ニールセン調べ）が発表された。「オリジナルドラマ」「非オリジナルドラマ（※放映権を獲得した他社作品）」「映画」という3部門における全米でのストリーミング（配信）ランキングを紹介しよう。

配信ランキング（ニールセン調べ）

2024年9月30日（月）から10月6日（日）までの順位は以下の通り。

ドラマ（オリジナル）

ドラマ（非オリジナル）

映画

※配信先は、現地アメリカでのプラットフォームを記載。

ヒットメイカーのライアン・マーフィーが手がける実録犯罪をテーマにしたアンソロジーシリーズ新作『モンスターズ：メネンデス兄弟の物語』が、3週連続で総合部門のトップに立った。とはいえ、その視聴時間は前週からおよそ10億分ダウン（23億9600万分→14億1000万分）と大きく減少。そのため、2週目でやや視聴時間を伸ばした（10億4100万分→12億900万分）ロマコメドラマ『こんなのみんなイヤ！』に2億分差まで迫られることに。クリステン・ベル（『グッド・プレイス』）、アダム・ブロディ（『The O.C.』）共演の『こんなのみんなイヤ！』は、好スタートの甲斐あって早くもシーズン2へ更新された。

前述の2作品がトップ2につけたオリジナルドラマ部門は、10月3日（木）にシーズン2最終話がリリースされた『ロード・オブ・ザ・リング：力の指輪』をはじめ、新エピソードが毎週お披露目されている作品（『タルサ・キング』『マーダーズ・イン・ビルディング』）が引き続きトップ10入りしたものの、『アガサ・オール・アロング』は3週目にして圏外に。3週前まで首位に立っていた『理想のふたり』は、10位の実録犯罪ドキュメンタリー番組『未解決ミステリー』と500万分差の9位まで下がっている。

非オリジナルドラマ部門では、1・2・3・5・10位とトップ10の半分を人気アニメ番組が占める形に。さらに、このタイミングでNetflixにてシーズン1、シーズン7がそれぞれ配信されるようになった米Showtime『イエロージャケッツ』と米CBS『S.W.A.T.』が7・8位にランクイン。Netflixでの配信を機に再ブレイク中の『プリズン・ブレイク』は視聴時間をやや伸ばして（5億1000万分→5億2400万分）この週もトップ10圏内（9位）をキープしている。5位と10位の視聴時間は6000分差と5位以下が拮抗しており、次週に順位が大きく変わることもありそうだ。

映画部門といえば毎週、トップ10のおよそ半分が入れ替わっているが、この週は実に7作品が変更。2週目の『インサイド・ヘッド2』が1位を維持した一方、2位以下は接戦で、スティーヴン・キング原作の「呪われた町」の映画化『Salem’s Lot（原題）』とスペイン発ホラー『プラットフォーム2』という新作2本が3位と8位につけた。ほかには、人気ミュージカルアニメシリーズ1作目『SING／シング』が2位、シルヴェスター・スタローン、アーノルド・シュワルツェネッガー共演の『大脱出』が5位、3位と同じくキング原作の大ヒットホラー後編『IT／イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』が7位、ティム・バートン製作・原案の人気アニメ『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』が9位、チャールズ・ブロンソン主演作をジェイソン・ステイサム主演でおよそ40年ぶりにリメイクした『メカニック』が10位と、多くの旧作が新たにトップ10入り。ハロウィンが近いこともあり、同イベントに絡んだ作品やホラー作品が多くの人に視聴されている。

（海外ドラマNAVI）