人気ビデオゲームをドラマ化した『THE LAST OF US』シーズン2に加わった新キャストのケイトリン・デヴァーには、警護の強化が必要だったという。その理由を、他のキャストが明かしている。
ファンがキャストとキャラクターを同一視?
『THE LAST OF US』の舞台は、謎の菌類が蔓延し、文明が崩壊してから20年が経った近未来のアメリカ。幼い娘を失ったジョエルが、菌類に耐性を持つ少女エリーを隔離地域から連れ出す任務を課され、二人が繰り広げる過酷なサバイバルが描かれる。
シーズン2では、『アンビリーバブル たった1つの真実』や『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』などで注目されたケイトリン・デヴァーが、アビー役で参加。ゲーム版のアビーは何らかの理由でジョエルへの復讐を誓い、ゲームシリーズでアビーは物議を醸すような行動を取るため、必ずしもファンから好かれるタイプのキャラクターではない。
Isabela Merced says Kaitlyn Dever had to be “extra secured” when playing Abby for ‘THE LAST OF US’ Season 2.
“Kaitlyn is such a cool person who just does not get phased by things really”
(Source: https://t.co/7OvhW572FL) pic.twitter.com/s4itZFWkVs
— DiscussingFilm (@DiscussingFilm) August 15, 2024
シーズン2にディーナ役でキャストに加わるイザベラ・メルセドが、米ポッドキャスト番組『Happy Sad Confused(原題)』に出演した際、『THE LAST OF US』の物語がフィクションであることを忘れ、キャストとキャラクターを同一視する危険なファンからケイトリンを守るため、シーズン2の撮影中は警備員を配置して警護を強化しなければならなかったと明かした。
「実在の人物ではないのに、アビーを心から嫌う人もいます」と語ったイザベラは、ケイトリンのことを「すごくクールな人で物事に動じず、しっかりした考えを持っている」と称賛。「正直なところ、彼女にエミー賞をあげてほしい。(エリー役の)ベラ(・ラムジー)とケイトリンが、この作品でどれほど素晴らしい演技をしたか、視聴者に見てもらえるのが本当に楽しみです」ともコメントした。
また、作品のファン層への対応と、その結果として生じるプレッシャーにも言及したイザベラ。「すべての人を満足させることはできません。誰もが作品を楽しんでくれるわけではないと受け入れるのは、芸術の世界では常識です」と指摘した。
『THE LAST OF US』シーズン2は、2025年に米HBOと米Maxでリリース予定。シーズン1はU-NEXTにて配信中。
(海外ドラマNAVI)
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Photo:『THE LAST OF US』©2022 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related channels and service marks are the property of Home Box Office, Inc.