『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』は4シーズンで終了へ!クリエイターが語る

大ヒットドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の約200年前を描くスピンオフ『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』は4シーズンで終了するという。米Varietyなど複数のメディアが伝えた。

原作者の展望とほぼ同じだが…

米HBOでシーズン2フィナーレが放送された日から一夜明けた8月5日(月)、クリエイターのライアン・J・コンダルが会見を開き、『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』はシーズン4をもって完結させるつもりだと明かした。

今年6月にシーズン3への更新が決まっていたが、4シーズンでの終了というと、8シーズン続いた本家『ゲーム・オブ・スローンズ』のおよそ半分となる。シーズン3は現在は脚本を執筆中で、制作は2025年初めにスタート予定であることも合わせて発表された。

シーズン3の話数に関して聞かれたコンダルは、「その点についてはまだHBOと話し合っていないが、劇的なストーリーテリングやリズム感を生かしたいので、シーズン2と同じになると思う」と話しており、前シーズンに続いて全8話となりそうだ。なお、シーズン1は全10話だった。『ゲーム・オブ・スローンズ』シリーズの原作者であり『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』の共同クリエイターでもあるジョージ・R・R・マーティンは以前、本作は全10話ずつの4シーズンで描くべきだという考えを示しており、微妙な話数の違いが影響するのか気になるところだ。

シーズン2フィナーレではファンが期待していた大きな戦いが描かれなかったり、重要キャラクターがほとんど姿を見せなかったりといった予想外の展開となった。そんな中、コンダルは新シーズンが毎年リリースされないことを謝罪しつつも、「それ(大きな戦い)に向けて準備を進めている」などと語り、シーズン3には大きな展開が待ち受けていると仄めかしている。

なお、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーによれば、シーズン2最終話は本国アメリカで890万人の視聴者を獲得。これは780万人を記録したシーズン2第1話に比べて14%増でありシーズン最高の数字だが、放送の数日前に一部がネットに流出した影響もあるのか、2022年にお披露目されたシーズン1の成績は下回ることに。シーズン1は第1話が1000万人、最終話が930万人を記録していた。

『ゲーム・オブ・スローンズ』シリーズとしては、新たに本家の100年前を舞台にした『A Knight of the Seven Kingdoms(原題)』が進められており、米HBOで2025年にリリース予定だ。

『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』シーズン1~2はU-NEXTにて配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Variety①米DeadlineVariety②