Netflixで独占配信中の実写ドラマ『ONE PIECE』の新キャストとしてオスカー女優の名前が挙がっていたが、候補から外れてしまったという。米TV Lineが伝えた。
両想いで当て書きするも…
2022年の映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でアカデミー賞助演女優賞を受賞し、先日には『一流シェフのファミリーレストラン』でエミー賞ゲスト女優賞にノミネートされたジェイミー・リー・カーティス。南アフリカのケープタウンで製作が始まったばかりのNetflixシリーズ『ONE PIECE』のシーズン2でドクター・くれはを演じる可能性があったが、残念ながらその話は流れてしまったようだ。
『ONE PIECE』の制作会社Tomorrow Studiosの代表であるベッキー・クレメンツは、米Deadlineの最新の取材で「彼女はあの作品が大好きだけど、たくさんの映画やTV番組に参加しているため、私たちの製作スケジュールと合わなかった」とコメント。「彼女は本気でやりたがっていた」とクレメンツはジェイミーの気持ちに触れた上で、彼女がほかに複数の作品の出演契約をすでに結んでいたために今回の話は流れたと説明した。
昨年10月、Deadlineの取材に対して「私たちは彼女(ジェイミー)のために脚本を書いているので、シーズン2では本当に、彼女に出演してもらいたいんだ」と話していた脚本家・ショーランナーのマット・オーウェンズ。「ジェイミー・リー・カーティスが『ワンピース』のファンであることが分かって、じゃあどうすればいい?となってね。新シーズンではドクター・くれはというキャラが登場するんだけど、これがジェイミーにぴったりの人物なんだ。そこで私たちは、夢を実現させようとした」と話し、「ジェイミーがオスカーを受賞した後、脚本家グループは彼女にドクター・くれはのフィギュアを送り、『オスカー受賞おめでとうございます。その横に飾ると良さそうなものをお贈りします。近いうちにお話できたら嬉しいです』って伝えたんだよ」とアカデミー賞受賞後にアプローチしていたことを告白。
「彼女がそれをSNSで投稿すると、ファンの関心が集まり、私もコメントした。ジェイミーのドクター・くれはを実現しようとしているよ。今現在、まだストライキ中なので、実際の会話はできていないけど、話がまとまり次第、準備はできている。彼女をディナーに誘って、そのことについて話すつもりだ」と熱い思いを口にしていた。
南アフリカのケープタウンで撮影が開始したシーズン2。南半球ゆえに現地の季節としては冬から夏にかけての撮影になるものの、セットを組んでクオリティの確保を徹底して順調に進行しているという。
原作ファンであるジェイミーが演じるドクター・くれはを見られなくなってしまったのは残念だが、製作陣はすでにその穴を埋めることのできる素晴らしい人物を見つけているそう。その素晴らしい人物によるドクター・くれはがシーズン2に登場するのか、シーズン3に出てくるのかはまだ謎に包まれているが、続報が入り次第お伝えしたい。
『ONE PIECE』シーズン1はNetflixにて配信中。(海外ドラマNAVI)
Jamie Lee Curtis No Longer Joining #OnePiece Season 2 as Dr. Kureha: 'She Definitely Wanted to Do It, But…' https://t.co/AsWfT5d4Kg
— TVLine.com (@TVLine) July 19, 2024