『ARROW/アロー』クリエイターが人気アニメ『スクービー・ドゥー』を実写ドラマ化

1969年にアメリカで誕生した人気アニメ『スクービー・ドゥー』が、『ARROW/アロー』をはじめ数々のDCドラマを担当したクリエイターによって実写ドラマ化されることが分かった。米Deadlineが報じている。

50年以上前から愛されてきた人気コンテンツ

今回、ワーナー・ブラザースが手掛けるこのドラマ版『Scooby-Doo! The Live-Action Series(原題)』は、複数の入札業者によるコンペティションの末に米Netflixがその権利を獲得した。『THE FLASH/フラッシュ』『SUPERGIRL/スーパーガール』『ブラックライトニング』などのDC作品を数多く担当しているグレッグ・バーランティのバーランティ・プロダクションズと、同社が拠点を置くワーナー・ブラザース・テレビジョンが制作する。『カウボーイビバップ』の実写ドラマ化に関わったジョシュ・アッペルバウム&スコット・ローゼンバーグが、アニメ制作会社ハンナ・バーベラ・プロダクションの生み出したキャラクターをもとに脚本を執筆する。

昨今の厳しいテレビ市場において、このプロジェクトはトップバイヤーたちの関心を集め、最終的にはNetflixが脚本からシリーズ化まで関わった、と情報筋は語っている。現時点ではNetflixとワーナー・ブラザース・テレビジョンの担当者はコメントを控えている。

この実写版で製作総指揮に名を連ねるのは、バーランティ・プロダクションズからバーランティのほか、サラ・シェクター、リー・ロンドン・レッドマン、そして制作会社ミッドナイト・ラジオよりアッペルバウムとローゼンバーグ、さらに彼らと一緒に『カウボーイビバップ』を作り上げたアンドレ・ネメック、ジェフ・ピンクナーなど。

ちなみに、Netflixが4月25日(木)より配信している『デッドボーイ探偵社』も、バーランティ・プロダクションズとワーナー・ブラザース・テレビジョンが手掛けた作品だ。同作は配信開始後24時間は米国シリーズとしてトップ10にランクイン、週末はトップ3に留まった。

ジョー・ルビーとケン・スピアーズによって誕生したアニメ『スクービー・ドゥー』フランチャイズは、1969年、ハンナ・バーベラ・プロダクション(のちにワーナー・ブラザース・アニメーションに吸収される)のために手掛けたアニメシリーズ。臆病な大型犬グレート・デーンのスクービー・ドゥー(クルッパー)は、飼い主のシャギーたち4人とともに「ミステリー社」として各地を旅し、行く先々で遭遇する超常現象的な事件を解決していくというストーリー。もともと1969年から米CBSで放映されたが、1976年に米ABCへ移ったりと、プラットフォームを変えながらこれまでに様々なバージョンがお披露目されてきた。2000年の『スクービー・ドゥー 宇宙からの侵略者?!』や2001年の『スクービー・ドゥーのサイバー・チェイス』、そして近年では2016年の『LEGO(R)スクービー・ドゥー:モンスターズ・ハリウッド』といった長編アニメも製作。また実写映画として、2002年に『スクービー・ドゥー』、2004年には続編となる『スクービー・ドゥー2 モンスター パニック』が公開されている。同シリーズの主人公フレッド役はフレディ・プリンゼ・Jr(『ラストサマー』)で、ダフネ役にはサラ・ミシェル・ゲラー(『バフィー~恋する十字架~』)が起用された。

2000年代に世界でヒットした『スクービー・ドゥー』映画シリーズはAmazonにて配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Deadline