『9-1-1:LA救命最前線』バックはバイセクシャル?キャストがコメント「正しい表現だと思う」

2018年から放送中の『9‐1‐1:LA救命最前線』に、メインキャストの消防士バック役でレギュラー出演するオリバー・スターク。バックがバイセクシュアルであることを示唆するストーリーラインやあの人とのキスシーンについてオリバーが語った。Deadlineなどが報じている。

(以下、シーズン7の内容に触れているのでご注意ください)

キスのおかげで“解放”された

現在、米ABCで放送中の『9-1-1』シーズン7。4月5日(土)に放送された記念すべき第100話目のエピソードでは、バックが、友人トミーに対して友情以上の感情があることに気付き、キスを交わすシーンが描かれた。このシーンの放送後、一部の視聴者からアンチコメントが寄せられたことに関して、オリバーは自身のInstagramストーリーに思いを投稿。

「この(バックのセクシュアリティの)せいで番組が台無しになったとコメントしている人たち、私はそんなことは全く気にしていないということを知ってほしい。この作品は愛とインクルージョンについての物語で、初めからクィアな関係を描いてきた。最高の俳優二人が演じる美しい黒人レズビアンの結婚を含めてね」とコメント。

TV Lineによると、バックは自分をバイセクシュアルだと考えているのかと聞かれたオリバーは、「私の頭の中ではそう考えている。それが正しい表現だと思う」と回答。これまで、バックは自分の気持ちに気が付くことができず、彼のセクシュアリティについて明確な表現はされていなかったが、トミーとのキスによってバックは“解放”された、とオリバーは分析する。

「そのシーンを見ていて本当に感情的になったよ。バックにとって幸せな瞬間だった。彼は今まで明らかに何かを探し求めていた。キスがきっかけで、彼は“ああ、これだったんだ”と思ったんだ」

また、バックの自分探しの旅が今シーズンの重要なキーポイントの一つであり続けるとオリバーは断言する。「このストーリーラインをさらに掘り下げることが楽しみだよ。30代の男が初めて自身のセクシュアリティを発見するという物語を語るのに、最も正直な方法は、彼が“これは自分にとって何を意味するのか?私は嘘をついて生きてきたのか?”と問うことなんだよ」

【実際のキスシーン】

撮影の数週間前に、ショーランナーの一人であるティム・マイナーから正式にキスシーンの撮影を持ちかけられたというオリバー。彼は、この機会で自分のキャラクターがようやく自身のセクシュアリティに目覚めることができたと考える。

「何年も何年も前から、ヒントのような些細なことはあったんだ。振り返ってみれば、その瞬間に誰かが意図的にやったかどうかはわからないけど、その糸はずっとそこにあったんだと思う。だから、今この瞬間を迎えていることは本当にエキサイティングで、当然のことなんだ」と語る。

「バックのあのようなシーンが描かれるべきだと思っていた。そうじゃないと“クィアベイティング”になるからね。あのシーンは本当に素晴らしかったよ。この物語について来てくれてありがとう。そして、私たちが語るストーリーをこれからも楽しんでくれることを願っているよ」とこれまで番組を支えてくれているファンに感謝も。

また、トミーがバックの相手役になった理由について、ティムは、「バックとトミーの間には強い相性があると感じたんだ。これまで(トミー役を演じる)ルーの登場シーンはあまり多くはなかったけど、彼のあの笑顔を見て、“この男にはカリスマ性があるな”と思ったんだ。だから、彼がこのストーリーラインを心地良く演じることができるのであれば、彼に頼むべきだと思ったんだ」と語る。

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