吹替版がオススメなU-NEXTで配信中の海外ドラマ5選!【ゲーム/アメコミ・アクション編】

国内最大級の見放題コンテンツ数を誇り、海外ドラマも次々と話題作を配信している動画配信サービス、U-NEXT(ユーネクスト)。特に、独占見放題で配信されている海外ドラマにおいて、U-NEXTはハイクオリティーな吹替えを制作しており、日本語吹替版も大きな魅力となっている。

今回は、吹替え版でより楽しむことができる海外ドラマ作品として、吹替えと相性のいいアクションジャンルの中から、ブームが到来中のゲームを原作とした作品と、定番ジャンルとなりつつあるアメコミ作品のドラマシリーズを紹介する。

U-NEXT吹替版おすすめ海外ドラマ

ゲーム版のファンも納得『THE LAST OF US』


エミー賞24ノミネート!数々のゲームアワードにも輝いた大人気サバイバル・ホラーアクションゲームのドラマ化

2013年にPlayStation 3用ソフトとしてリリースされ、2020年には続編も発売されており、サバイバル・ホラーアクションとして全世界200以上のゲームアワードを受賞した大人気ゲーム「The Last of Us」を原作としたドラマシリーズ『THE LAST OF US』。

2023年の第75回エミー賞でドラマ部門の作品賞を筆頭に24ものノミネートを獲得し、ゲーム原作のドラマが主要部門にノミネートされたのも初という、近年のゲーム原作ドラマの中でも話題となっている海外ドラマだ。

未知の寄生菌を原因とした感染症によって文明が崩壊し、20年が経ったアメリカ。運び屋のジョエルと謎の少女・エリーの二人による生き残りを懸けたアメリカ全土の横断と、感染者たちとの戦いを描く本作。原作はサバイバル・ホラーアクションというジャンルではあるものの重厚なストーリー展開も人気なゲームで、HBO制作ということもあってハイクオリティーなドラマシリーズへと仕上がっている。さらに、ドラマ化にはゲーム制作者も加わっているため、ゲームをプレイしたユーザーたちからも好評価を得ている。

吹替版では、ジョエルを山寺宏一、エリーを潘めぐみ、ジョエルの弟トミーを高橋広樹、ジョエルの仕事仲間テスを田中敦子、軍への抵抗組織のリーダーであるマーリーンを朴璐美など、ゲーム版と同じ声優が務めており、ゲーム版のファンも納得のキャスティングだ。

もともと洋画や海外ドラマ的な雰囲気を持っているゲームということもあって、吹替作品でも活躍している声優陣との相性も抜群。ドラマのクオリティーをさらに引き立てている吹替えによって違和感なく視聴に没入できる吹替版となっている。

実力派が集結『HALO』


シーズン2もスタート!FPSを代表作する世界的人気のSFアクションが壮大なスケールでドラマ化

マイクロソフト原作のゲーム『HALO』は、宇宙規模の圧倒的なスケールのドラマとSFアクションを描き、ファースト・パーソン・シューティング(FPS)のカジュアル化を成功させたことで大ヒットシリーズとなったゲームシリーズ。

特に北米での知名度は大きく、主人公のマスターチーフはアイコニックなゲームキャラクターで、『ビッグバン★セオリー』や『SCORPION/スコーピオン』の中で登場人物が作品の話をしたり、ゲーム画面が出てくるほど。その大人気SFアクションが、スティーヴン・スピルバーグ製作総指揮により壮大なスケールでドラマ化しているのが『HALO』だ。

26世紀の宇宙を舞台に、最強兵士・スパルタンを率いるマスターチーフが人類の存亡を懸けて異星人同盟コヴナントと戦いを繰り広げる。ゲーム版の設定や世界観をベースに、人間ドラマを追加したオリジナル的展開を見せる本作だが、ゲームに登場する武器や乗り物、エフェクトやSEなどを駆使したスパルタンとコヴナントの戦いが見事に映像化されており、それだけでもゲームファンのテンションが上がる作品となっている。

2024年2月8日にシーズン2もU-NEXTにて独占見放題で配信がスタートと、さらなる盛り上がりを見せている。

吹替版では、マスターチーフを小山力也、マスターチーフのサポートAI・コルタナを小池亜希子、スパルタンの生みの親ハルゼイ博士を田中敦子、国連宇宙司令部UNSCのミランダ・キース中佐を生天目仁美、さらに、ドラマオリジナルキャラクターとして、コヴナントに育てられた人間マキーを早見沙織、植民惑星の少女・クワンを内田真礼、スパルタンのヴァナクを安元洋貴、スパルタンのカイを甲斐田裕子、スパルタンのリズを本田貴子、さらにシーズン2では遊佐浩二森なな子らも声優として参加している。

吹替えやアニメでも活躍している実力派の声優陣が名を連ねており、目まぐるしいアクションが多く、特にゲーム用語が多く登場する作品のため、吹替版での視聴がオススメの作品。

ゲーム版でも声を務めた小山と小池だが、なによりもゲーム版のファンとしては、マスターチーフと並んで非常に人気のキャラクターであるコルタナを、本国でもジェン・テイラーがゲーム版から続投しているので、小池が演じることはうなずけるキャスティングだろう。

映画版のキャストが続投『ピースメイカー』


DCコミックスの大人気激ヤバ映画シリーズ“スースク”から激ヤバ・ヒーローのスピンオフが登場!

DCコミックスの映画シリーズDCエクステンデッド・ユニバースの中でも、終身刑の悪党たちを主人公とした過激な内容で、とりわけ人気な『スーサイド・スクワッド』。その第2作『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』に登場し、映画版でもひときわ目立っていた激ヤバな過激派ヒーローのピースメイカーを主人公としたスピンオフドラマが『ピースメイカー』だ。

映画で綴られた任務により、重傷を負いながらも奇跡的に一命を取り留めたピースメイカー。自身の存在について苦悩しながらも、新たなくせ者ぞろいのヒーローと共に地球外生命体との戦いに赴くというのがドラマ版のストーリー。

『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』でも監督・脚本を務めたジェームズ・ガンが製作総指揮・監督・脚本を務めており、「ロッテン・トマト」でもユーザーから高評価を得ている。映画版に引けを取らないブラックでオフビートなユーモアとアクションにあふれ、過激が満載のアメコミ・ドラマシリーズとなっているが、そこに留まらずピースメイカーの過去や苦悩を深掘りするドラマ性も持ち合わせている。

吹替版では、映画版から引き続き、ピースメイカー役を大塚明夫、ハーコート役を水樹奈々、エコノモス役を遠藤純一。本作からの新キャラクターとなるビジランテ役を前野智昭、アデバヨ役を斉藤貴美子、マーン役を上田燿司が務める。

ピースメイカー演じるジョン・シナがプロレスラーだけに肉体美を誇り、射撃の名手で、愛国心ゆえに「平和のための殺人」を正当化する思想の持ち主というワイルドさにクレイジーさを兼ね備えたキャラクターを、吹替えでも大塚が映画版同様にその魅力を存分に発揮。アニメ声優や歌手としてだけでなく、吹替え声優としてもおなじみの水樹や、そのほかにも数多くの吹替え作品に出演している声優陣が共演している。

若手からベテランまで『ドゥーム・パトロール』


DCコミックス発のマニアックで奇想天外な異色ヒーローチームの活躍を描くアクション・コメディドラマ

DCコミックスにおいて、マニアックでカルト的な人気を誇るヒーローチームを主役にしたドラマシリーズが『ドゥーム・パトロール』だ。ヒーローらしからぬ、あまりにも頼りなくて情けない変わり者な能力者たちを主人公に、類を見ないユニークなアメコミドラマとして作り上げられた本作に、海外メディアも絶賛。「ロッテン・トマト」でも高評価を獲得し、熱狂的なファンを生み出した。

すでにシーズン3までU-NEXTで独占見放題で配信されており、シーズン4も制作が決定している人気シリーズとなっている。

全身フルメタルだがブリキ缶のような見た目のロボットマン、負のエネルギーを体に宿すもミイラ男のように全身包帯巻きのネガティブマン、元映画女優で体がスライムのようにドロドロに変形するエラスティ・ウーマン、64の人格を持つクレイジー・ジェーン、DCシリーズの『ジャスティス・リーグ』でも活躍するサイボーグ、そして彼ら「ドゥーム・パトロール」の生みの親でもあるチーフ。

過去にトラウマを抱え、個性豊かどころか豊かすぎる落ちこぼれヒーローたちが、これまた異色のヴィランであるMr.ノーバディらユニークな敵たちから世界を救うために悪戦苦闘する、異色のヒーローアクション・コメディドラマだ。

吹替版では、ロボットマン役を黒田崇矢、ネガティブマン役を高橋広樹、エラスティ・ウーマン役を魏涼子、クレイジー・ジェーン役を潘めぐみ、サイボーグ役を沢城千春、チーフ役を佐々木勝彦、ドロシー役を小原好美、Mr.ノーバディ役を高木渉、さらに江原正士諏訪部順一、そしてシーズン3から登場のマダム・ルージュ役を榊原良子と、若手からベテランまでアニメ・吹替えなどでも活躍している声優陣がズラリと顔をそろえている。

演じるキャストもロボットマンをブレンダン・フレイザー、ネガティブマンをマット・ボマー、チーフをティモシー・ダルトンと豪華俳優が勢ぞろい。その中でも、マット・ボマーの代表作である『ホワイトカラー』で吹替えを担当した高橋が、引き続きマット・ボマーの声を吹き替えている点は海外ドラマファンとして見逃せないところだろう。

主役級が勢揃い『DMZ ニューヨーク非武装地帯』


内戦で分断された近未来の米国を舞台としたDCコミックス原作のバイオレンス・サバイバルアクション!

スーパーヒーローが活躍するアメコミ作品とは一味違うアメコミ・ドラマを見たいという方にオススメでもあるのが、DCコミックスを原作とした全4話のミニシリーズ『DMZ ニューヨーク非武装地帯』だ。

ジャンルとしては、第二次南北戦争が起こった近未来のアメリカを舞台に、非武装地帯(DMZ)となったニューヨークのマンハッタンでの争いを描くバイオレンス・サバイバルアクションとなっている。

ストーリーは、息子のクリスチャンを探すために、内戦により孤立してDMZとなったマンハッタンへ潜入する衛生兵のアルマを軸に繰り広げられる。しかし、そこにはギャングのリーダーとしてDMZ統治をもくろむアルマの元夫パルコと、パルコに仕える殺し屋として別人となってしまったクリスチャンがいた。息子を取り戻すために奔走するアルマは、やがてDMZの統治者争いに巻き込まれていく……。

HBO Maxで配信された高クオリティーのミニシリーズとなっている本作は、無法地帯と成り果てたマンハッタンでの緊迫した人間たちのドラマとアクションをバイオレンスでミックスしながら、社会派ドラマとしての要素も盛り込み、第二次南北戦争というあり得なくもないリアリティを掛け合わせた大きなスケールのドラマだ。

吹替版では、アルマ役を小林ゆう、パルコ役を三木眞一郎、クリスチャン役を梅原裕一郎、クリスチャンの恋人テニー役をファイルーズあいが務めている。

吹替えやアニメでも主役級を演じる実力と人気を兼ね備えた吹替キャストたちが、吹替版としてもドラマを盛り上げてくれており、U-NEXTによる海外ドラマ吹替版制作への力の入れようが分かるものになっている1本でもある。

(文/豹坂@櫻井宏充

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