全米で配信中の海外ドラマおよび映画(ドキュメンタリー・リアリティショー含む)におけるランキングトップ10(ニールセン調べ)が発表された。
「オリジナル」「非オリジナル(放映権を獲得した他社作品)」「映画」という3部門における全米でのストリーミング(配信)ランキングにおいて、該当する週でトップ10入りを果たした作品の中から、編集部がピックアップした注目作をご紹介。
目次
配信ランキング(ニールセン調べ)
2023年11月20日(月)から11月26日(日)までの順位は以下の通り。
ドラマ(オリジナル)
- 『イカ・ゲーム:ザ・チャレンジ』(Netflix/計5話)...14億2300万分
- 『ザ・クラウン』(Netflix/計57話)...8億3500万分
- 『ブリティッシュ ベイクオフ』(Netflix/計94話)...4億3700万分
- 『サンタクローズ ザ・シリーズ』(Disney+/計10話)...4億800万分
- 『ありふれた家族』(Netflix/計6話)...3億7300万分
- 『ココメロン通り』(Netflix/計9話)...2億9100万分
- 『クリミナルコード:犯罪のDNA』(Netflix/計8話)...2億8200万分
- 『すべての見えない光』(Netflix/計4話)...2億6700万分
- 『ロキ』(Disney+/計12話)...2億6200万分
- 『インビンシブル ~無敵のヒーロー~』(Prime Video/計13話)...2億4800万分
ドラマ(非オリジナル)
- 『ブルーイ』(Disney+/計140話)...11億6700万分
- 『ヤング・シェルドン』(Max/Netflix/計131話)...9億6300万分
- 『グレイズ・アナトミー』(Netflix/計417話)...8億6100万分
- 『NCIS~ネイビー犯罪捜査班』(Netflix/Paramount+/計443話)...7億6300万分
- 『SUITS/スーツ』(Netflix/Peacock/計135話)...7億5500万分
- 『The First Wives Club(原題)』(Netflix/計29話)...7億5500万分
- 『フレンズ』(Max/計236話)...7億1600万分
- 『シックス・フィート・アンダー』(Max/Netflix/計63話)...5億9200万分
- 『ビッグバン★セオリー/ギークなボクらの恋愛法則』(Max/計266話)...5億9000万分
- 『ココメロン ~うたってまなぼう~』(Netflix/計22話)...5億4100万分
映画
- 『レオ』(Netflix/計1話)...15億2600万分
- 『エルフ 〜サンタの国からやってきた〜』(Hulu/Max/計1話)...6億6400万分
- 『ホーム・アローン』(Disney+/計1話)...6億3100万分
- 『グリンチ』(Peacock/計1話)...4億8000万分
- 『ブルービートル』(Max/計1話)...4億1300万分
- 『Genie(原題)』(Peacock/計1話)...4億700万分
- 『サイコ―で、最高のクリスマス』(Netflix/計1話)...3億9400万分
- 『マイ・エレメント』(Disney+/計1話)...3億7100万分
- 『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』(Netflix/計1話)...3億5500万分
- 『ナショナル・ランプーン/クリスマス・バケーション』(Hulu/Max/計1話)...3億4100万分
※配信先は、現地アメリカでのプラットフォームを記載。
【オリジナル】『ザ・クラウン』を押しのけてトップに躍り出たのは…
この週、前週全体のトップに君臨していた『ザ・クラウン』は2位に後退。代わりに、『イカゲーム ザ・チャレンジ』が、一週間の総視聴時間14億2300万分を記録し、初登場にしてオリジナル部門の首位となった。
11月22日(水)に配信開始となった『イカゲーム ザ・チャレンジ』は、Netflix史上最高の視聴者数を記録した韓国ドラマ『イカゲーム』から生まれたバトル型リアリティ番組。世界中から集まった456人のプレイヤーが賞金456万ドル(約6億8000万円)をかけて、『イカゲーム』にインスパイアされたゲームの数々に挑戦する。
4位は、この時期にピッタリの『サンタクローズ ザ・シリーズ』。11月8日(水)よりシーズン2の配信がスタートしている。本作は、ひょんなことから本物のサンタの仕事を引き継いだエリートビジネスマンの奮闘を描いた同名の映画シリーズの続編で、ティム・アレンが主演・製作総指揮を務める。
シーズン2では、地球のとある場所で宿敵マッド・サンタが一人のサンタ信奉者により図らずも解き放たれてしまい、事態は混乱を極めることに…。
次ぐ5位には『ありふれた家族』がランクイン。11月24日(金)にNetflixで配信スタートとなった、マティアス・エドヴァルソンの小説「A Nearly Normal Family(原題)」を原作としたスウェーデン発のクライムスリラー。
神父のアダム、弁護士のウルリカ、娘のステラの三人で暮らすサンデル一家はごく普通の家族。郊外の洗練された住宅地に住み、一見完璧な生活を送っている。ところが、ある日ステラが殺人の罪で拘留されることになり、突然の事態に呆然とする両親。一家はお互いを守るため、捨て身の行動に出ることになる。
【非オリジナル】打ち切り決定の『ヤング・シェルドン』が浮上
前週圏外だった『ヤング・シェルドン』が2位に浮上。9位の『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』のシェルドン・クーパーの若き日々を描くスピンオフドラマで、本家に負けず劣らず多くのファンに愛されてきた作品だが、先日、来たるシーズン7で終了することが決定した。
お馴染みの顔触れが並ぶ非オリジナル部門で珍しくトップ10に入ったのは6位の『The First Wives Club(原題)』。1996年の大ヒット映画『ファースト・ワイフ・クラブ』のドラマ版で、夫に泣かされている中年女性3人が手を組んで復讐に乗り出す…という内容のコメディ作品。
2019年にスタートした米BET+オリジナルシリーズで、すでにシーズン3まで続く人気ぶり。アメリカのNetflixにて配信がスタートしたことで、今回のランクインに繋がったものとみられる。
【映画】
1位の『レオ』は、『50回目のファースト・キス』などで知られるアダム・サンドラーが手掛けるNetflixオリジナルのアニメーション映画。学校の教室で飼育されているレオという名前のトカゲの目線を通して、小学校生活最後の年をコメディタッチのミュージカル仕立てで描く。
季節柄、クリスマス関連の作品が多くランクインしているが、その中で最も視聴されたのは2003年公開の『エルフ 〜サンタの国からやってきた〜』。『奥さまは魔女』のウィル・フェレル主演、『アイアンマン』のジョン・ファヴロー監督によるファンタジー・コメディ作品だ。
偶然にもサンタクロースの袋に紛れ込んでしまった赤ちゃんのパディ。そのまま北極まで連れて行かれた彼は、エルフ(妖精)として育てられることに。しかし、エルフの2倍以上に成長したバディは自分が人間であることを知り…。
(海外ドラマNAVI)
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Photo:『ザ・クラウン』©PETE DADDS/NETFLIX