米HBOにて2000年に放送開始されたコメディドラマ『ラリーのミッドライフ★クライシス』が、来たるシーズン12をもってその20年以上にわたる歴史に幕を下ろすことが明らかとなった。米Entertainment Weeklyが報じている。
四半世紀続いたコメディがついに終了
『ラリーのミッドライフ★クライシス』は、『となりのサインフェルド』を生み出した人気TVプロデューサー、ラリー・デヴィッドが本人役で出演し、彼の波乱万丈な日常をモキュメンタリー(疑似ドキュメンタリー)・スタイルで追うシリーズ。
『となりのサインフェルド』のジョージのモデルとなったラリーのほかには、シェリル・ハインズ(『ライフ・アフター・ベス』)、ジェフ・ガーリン(『それいけ!ゴールドバーグ家』)、スージー・エスマン(『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』)、J・B・スムーヴ(『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』)らが主要キャストとして出演。ハリウッド業界の裏側が描かれるため、数多くのセレブが本人役で登場しているのも見どころの一つだ。
本シリーズは、もともと単発のモキュメンタリー特別番組として1999年に放送され、翌年にシリーズ化。2011年にシーズン8が放送された後に約6年、シーズン9放送後に2年あまり空いたりと何度か製作が中断されながらも20年以上にわたって続いてきた。エミー賞通算ノミネート回数は50を超えており、コメディ部門の監督賞とシングルカメラの編集賞で受賞。ゴールデン・グローブ賞では2003年にコメディ・ミュージカル部門の作品賞を手にしている。
シーズン12をもってシリーズが終了することを受け、ラリーは次のような声明を発表。「番組が終わりを迎えることになり、ようやく“ラリー・デヴィッド”という人格を脱ぎ捨てて、神がもともと意図した思慮深くて心優しく、思いやりあふれる人間へ戻ることができます。この悪意あるキャラクターを演じて脱線するようになるまで、私はそういう人間だったんです。だから、“ラリー・デヴィッド”とはお別れです。彼の人間嫌いなところが恋しく思われることはないでしょう。それから私に連絡を取りたい人は、“国境なき医師団”まで連絡を」とユーモアたっぷりに綴っている。
HBOとMaxの会長兼CEOであるケイシー・ブロイスは声明で、「TVとコメディの分野で業績を残した、『ラリーのミッドライフ★クライシス』のような画期的で最高に面白く、アイコニックなシリーズに別れを告げるのは辛いものです。ラリー・デヴィッドと(製作総指揮の)ジェフ・シェイファー、そしてプロデューサーとキャスト、スタッフをまとめるコメディの名手たちとともに仕事ができたことは、いつだって私にとって宝物になるような喜びでした」と述べた。
『ラリーのミッドライフ★クライシス』のファイナルとなるシーズン12は、2024年2月4日(日)より米Maxにて配信開始。日本では、U-NEXTにてシーズン1~11が視聴可能だ。(海外ドラマNAVI)
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Photo:『ラリーのミッドライフ★クライシス』TM & © Home Box Office, Inc.