『ウィッチャー』製作会社、ファンタジー小説「アザーランド」シリーズをドラマ化

Netflixで配信中の人気アクション・ファンタジードラマ『ウィッチャー』の製作会社が、人気ファンタジー小説「アザーランド 黄金の幻影都市」シリーズをドラマ化することが明らかとなった。

『ホイール・オブ・タイム』プロデューサーも参加

米Deadlineによると、タッド・ウィリアムズによる小説「アザーランド」シリーズは、「壮大なサイバーパンク・ファンタジー・アドベンチャー」と称されている。物語の舞台となるのは、ヴァーチャル・リアリティー(VR)技術が人々にとって、なくてはならないものとなった近未来の地球。凄惨な戦いが繰り広げられる戦場で、兵士ポールの眼前に謎の巨木が出現、その木を登りつめた先で彼が目にしたのは、雲上にそびえ立つ巨大な城だった。城の主人らしき機械の巨人に追われて異世界“アザーランド”へ迷い込んだポールの運命を中心に、密かに進行する異変をめぐる壮大な冒険が描かれる。

1996年から2001年にかけて発表された小説シリーズは、日本でも早川書房より出版されている。

「アザーランド」シリーズのドラマ版『Otherland(原題)』を手掛けるのは、アンドレイ・サプコフスキのベストセラーとなったファンタジー小説のドラマ版『ウィッチャー』を製作したプロダクション会社Platige ImageとMount Devil。Amazonで配信中のロバート・ジョーダンのファンタジー小説を映像化したドラマ『ホイール・オブ・タイム』で指揮を執るマイク・ウェバーが製作総指揮を務める。プロダクション会社もプロデューサーも、小説を基にしたファンタジードラマの製作を得意としていることから、その仕上がりに期待が持てそうだ。

ウェバーは声明で、「タッドは、人間の経験とテクノロジーの進歩の間にある葛藤について決定的な作品を書いたと、私は思っています。現実世界と仮想世界のどちらで生きるかの選択が生か死かの選択になり得る、そう遠くない未来を描いているのです。先見の明のあるテーマと素晴らしいキャラクターを持つ『Otherland』は、もう一つ上のレベルのSFドラマになるための基盤をすべて備えています」と述べている。

ドラマ版『アザーランド』シリーズに出演するキャストの発表にも注視しておきたい。

『ウィッチャー』はシーズン1~3がNetflixにて、『ホイール・オブ・タイム』はシーズン1~2がAmazon Prime Video(アマゾンプライム)にて配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Deadline