一度延命した『オール・ライズ 判事ローラ・カーマイケル』はシーズン3で終了へ

シーズン2をもって一度打ち切られたものの、その後に放送局を変えて継続されていたリーガルドラマ『オール・ライズ 判事ローラ・カーマイケル』が、この度シーズン3をもって終了することになった。米Varietyなど複数のメディアが伝えている。

3月時点で再度のキャンセルは決まっていた?

本作は新感覚のリーガルドラマで、ロサンゼルスに住む人々の正義のためにすべてを捧げる判事や地方検事代理、公選弁護人の混乱と希望に満ちた、そして時に不条理な日常を切り取った、アメリカの裁判制度の内幕に迫る作品だ。もともとは米CBSにて2019年にスタートしたが、2021年5月にシーズン2で打ち切りが決定、それからおよそ半年後に米OWNにて復活することが報じられていた

人気ホストのオプラ・ウィンフリーがCEOを務めるケーブル局OWN(Oprah Winfrey Network)へプラットフォームを変えて続くことになった『オール・ライズ』のシーズン3(全20話)は2部構成。前半の10話が2022年の6月から8月にかけて放送済で、1年あまり空いて再開されるシーズン後半の残り10話は今年の9月から11月にかけて放送される。

新シーズンの前半10話が放送された時点で再度の打ち切りが決まった同作だが、実は同シーズンの撮影がすでに終わっていた今年3月の時点で主演のシモーヌ・ミシックをはじめとするキャストたちがプロダクションから外れたと米Deadlineが報じ、作品がキャンセルされる可能性を示唆していた。

番組打ち切りを受けて、OWNのティナ・ペリー会長は以下のように述べている。「強くて成熟した黒人女性たちが登場する『オール・ライズ』がポジティブな影響を及ぼしたことを誇りに思っています。才能あふれるキャスト、スタッフが作品に注いでくれた献身性とその見事な仕事ぶりに感謝しています」

『オール・ライズ 判事ローラ・カーマイケル』シーズン3後半は米OWNにて9月16日より放送。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Variety

Photo:『オール・ライズ 判事ローラ・カーマイケル』シーズン2 © Warner Bros. Entertainment Inc.