英BBCのアガサ・クリスティー新作ドラマ、『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』キャストらが参加

“ミステリーの女王”アガサ・クリスティーの小説を次々とドラマ化している英BBC。次に手掛けるタイトル「殺人は容易だ」のキャスティングが発表された。番組公式サイトが伝えている。

人気ドラマのキャストが集まる

1939年に発表された長編小説「殺人は容易だ」の主人公は、現役から退いた元警官のルーク・フィッツウィリアムス。彼は、列車で乗り合わせたミス・ピンカートンから、彼女の暮らす村で自然死や事故死に見せかけた連続殺人が起きていると聞かされる。その時は真剣に取り合っていなかったフィッツウィリアムスだが、これからロンドン警視庁へそのことを訴えに行くと言っていたミス・ピンカートンが駅で別れた直後にひき逃げで死んだことを翌日の新聞で知り、事件について調べ始める…というストーリーだ。

2話構成となる本作『Murder Is Easy(原題)』の脚色を担当するのは、Netflixのロマコメ映画『スイッチング・プリンセス3:思いがけないスイッチ!』のシアン・エジウミ=ルベール。現在スコットランドで撮影が行われているという。

主人公のフィッツウィリアムスを演じるのは、『インダストリー』のデヴィッド・ジョンソン。そのほかには、『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』のモーフィッド・クラーク、『ダウントン・アビー』のペネロープ・ウィルトン、『ターナー、光に愛を求めて』のシネイド・マシューズ、『ダ・ヴィンチと禁断の謎』のトム・ライリー、『シェトランド』のダグラス・ヘンシュオールとマーク・ボナー、『THE WRONG MANS/間違えられた男たち』のマシュー・ベイントン、『ミズ・マーベル』のニムラ・ブチャ、『ホテル・バビロン』のタムジン・アウスウェイトなどが出演する。

BBCでは2015年の「そして誰もいなくなった」を皮切りに、サラ・フェルプスの大胆な脚色で「検察側の証人」「ABC殺人事件」「無実はさいなむ」「蒼ざめた馬」を映像化。そのほかには、2022年に『ドクター・ハウス』でおなじみのヒュー・ローリーが監督・脚色・製作・出演を兼任した「なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?」も全3話のミニシリーズとして放送されていた。(海外ドラマNAVI)

参考元:英BBC