登山中に行方不明になった英国俳優ジュリアン・サンズの死亡が確定

趣味である登山中に行方不明になっていた俳優のジュリアン・サンズ。この度、彼の遺体が発見されて死亡が確定したと、米Varietyほか複数のメディアが一斉に報じている。

行方不明から約5ヵ月後に迎えた残念な結末

ジュリアンは65回目の誕生日を迎えた直後の今年1月13日、ロサンゼルスから北東およそ80kmの位置にあるバルディ・ボウルの登山エリアで登山中に行方不明となった。直後に地元当局と捜索救助隊によって捜索活動が開始されたものの、雪崩や嵐の影響で捜索は何度も中断を余儀なくされるなど難航していた。

しかし6月24日(土)、ハイカーによって遺体が発見され、当局によってジュリアンのものであることが確認された。「2023年6月24日にバルディ山で発見された遺体の身元確認作業が完了し、ノースハリウッド在住、65歳のジュリアン・サンズであると特定されました。死因については検査結果を待っており、現在も調査中です」と、サンバーナーディーノ郡保安官事務所が声明で述べている。

1986年の文芸映画『眺めのいい部屋』、アカデミー賞でも高く評価された『キリング・フィールド』や『リービング・ラスベガス』などで深い印象を残し、2000年以降は『24 -TWENTY FOUR-』『ヤング・スーパーマン』『ブラックリスト』といった人気ドラマでも活躍してきた英国出身のジュリアン。熱心な登山家として知られ、経験値も高かったが、行方不明になった当日の山の状況は雪崩の可能性がある危険なものだったという。

失踪後、ジュリアンの兄弟ニックは「彼はリスクを取りました。いつも冒険心に溢れていて、ルールや枠組みに縛られることのない人でした。寒い朝、山の上で人生を終えたのは彼にとって最も幸せなことなのかもしれません」と述べ、すでにジュリアンに「さよなら」を告げたと話していた。「私は、彼が逝ってしまったという事実と折り合いをつけました。それが、この事態に私が対処した方法です」

好きな山で永眠することになったジュリアンの冥福を祈りたい。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Entertainment Weekly