米CWの人気DCドラマ『THE FLASH/フラッシュ』は、先月に本国で放送されたシーズン9最終話をもって幕を下ろした。しかし、シリーズの終了が決定する前、すでに主要キャスト2人は降板を決めていたのだという。その理由は何なのだろうか?
アローと同じタイミングで去るはずが…
米Entertainment Weeklyのインタビューで、フラッシュ/バリー・アレン役として主演したグラント・ガスティンが、たとえ番組がシーズン10へ更新されていたとしても、シーズン9で卒業するつもりだったと明かしている。
もともとグラントは、2014年に始まった『THE FLASH』と6年間の出演契約を結んでいたが、その後に1年契約を延長。「(私生活では)シーズン5の時に結婚してシーズン7で子どもが生まれたから、その時点で人生の変化について考え始めるのは当然でした。『ARROW/アロー』がシーズン8で終わったので、(『フラッシュ』も)“シーズン8で終わりにしよう”と思いました」と振り返る。
しかし、クリエイターのグレッグ・バーランティと話し合った際、グラントはシーズン9に残るよう説得されたとのこと。その時点でグラントは、シーズン9で番組が終了するのか、自分なしでシーズン10へ続行するのかまったく分からなかったそうだが、「最終的にほかの主要キャストと一緒にファイナルを迎えられて良かったですね」とも思いを吐露していた。
また、9シーズンにわたってバリーのパートナー、アイリス・ウェストを演じたキャンディス・パットンも、シーズン9で降板するというグラントの意志を前もって知っており、自分も同様の決断を下すつもりだったので「彼が一緒で安心しました」と明かしている。かなり前から、降板して次のプロジェクトへ進むべきかどうか悩んでいたキャンディス。実際、自分よりも早く番組を去ったシスコ役のカルロス・バルデスやハリソン・ウェルズ役のトム・キャヴァナーに降板について相談していたのだとか。最終的にキャンディスはグラントと同じ結論に達し、シーズン9で去ることを決めたと語っている。
そして、キャンディスから相談を受けていたシスコ役のカルロスはシーズン7で降板した決断について、7年という歳月を経て、「自分が番組に与えられるすべてを与えた」と悟ったのだと回顧。「あの作品で自分の居場所を見つけたような気がしたから、もうほかのことをやってもいいんじゃないかと思うようになったんです。それが自分にとって厳しい決断だったとしても、人生は一度きり。人生は短すぎるから、自分の指針に従うしかなかったんです」と述べた。
対してハリソン役のトムは、シーズン7でのレギュラー降板後も、毎シーズンにゲストとしてカムバック。何度も復帰できたことに感謝しているというトムは、「カルロスと一緒に出発することにしました。与えられたものへの感謝と 長居は無用という思いからです。(降板後は)時に辛くなりましたが、僕の場合はリバース・フラッシュなので、その後も時々セントラルシティを掻き回したり破壊してましたね」とコメントしている。
『THE FLASH/フラッシュ』は、米CWで5月24日に放送されたシーズン9第13話をもって終了した。日本ではHuluでシーズン1~8、Netflixでシーズン1~7が配信中。最終のシーズン9はHuluにて8月11日(金)より日本最速配信となる。(海外ドラマNAVI)
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Photo:『THE FLASH/フラッシュ』シーズン9 THE FLASH and all pre-existing characters and elements TM and © DC Comics. The Flash series and all related new characters and elements TM and © Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.