今度の上司は女性!『ジ・オフィス』オーストラリア版のファーストルックが到着

人気コメディドラマ『ジ・オフィス』が今度は女性の上司を迎え、オーストラリアでリメイク版が製作されることになった。米Varietyが報じている。

13回目のドラマ化にして初の女性ボス

困った上司に振り回される職場をモキュメンタリー(疑似ドキュメンタリー)で描く『ジ・オフィス』は、オリジナルである全2シーズンのイギリス版に加え、同名の米版リメイクも9シーズンにわたって放送された大人気シリーズ。

この度Amazon Prime Videoで配信されるオーストラリア版は、包装会社フィンレイ・クラディックにマネージング・ディレクターとして勤務するハンナ・ハワードを中心に物語が展開される。イギリス版でリッキー・ジャーヴェイス、アメリカ版ではスティーヴ・カレルが主役のボスを演じていたが、今回初めて上司役を男性でなく女性が務めることになる。

新型コロナウイルス収束後が舞台となり、ハンナは自分が勤める支店が閉鎖され、従業員は自宅でリモートワークをしなければならないとの知らせを本社から受ける。それにより彼女は、仲間である同僚のために守れない約束をしたり、突拍子もない計画を立てたりするなど、サバイバルモードに突入するという。

ジ・オフィス

配信開始まで2ヵ月となったタイミングでファーストルックが到着。ハンナ役で主演するのは、オーストラリア出身のコメディエンヌで俳優のフェリシティ・ウォード。母国を拠点に活動するフェリシティの出演作は日本では未公開だが、映画やドラマ、バラエティ番組に登場するだけでなく、スタンダップ・コメディの世界でも活躍。脚本・プロデュースもこなし、幅広い分野で才能を発揮している。

そのほかにキャストとして名を連ねるのは、エディス・プア(『パワー・オブ・ザ・ドッグ』)、スティーン・ラスコープロス(『ダッチェス ~キャサリン公、母、独身~』)、シャリ・セベンズ(『ソー:ラブ&サンダー』)、ジョシュ・トムソン(『パパに教えられたこと』)、ジョニー・ブラフ(『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』)ほか。

『ジ・オフィス』のリメイクは実はオーストラリア版で13作目となり、これまでにフランスやドイツ、ポーランド、スウェーデン、カナダ、チリ、イスラエル、中東、南アフリカなど世界各地でご当地バージョンが誕生している。全8話となるオーストラリア版は2023年6月よりシドニーで撮影され、2024年10月18日にPrime Videoにて配信開始の見込み。

本家で上司のデヴィッド・ブレントを演じるとともにクリエイターと脚本家も兼任していたリッキーは、「今世紀が始まった直後に作られた私の番組を元に、オーストラリアのリメイク版が作られることにワクワクしています。オフィスにおける政治はこの20年で大きく変化しました。そんな中で現代版のデヴィッド・ブレントをどのように描いてくれるのか、待ちきれません」と述べている。

なお、米版『ジ・オフィス』は2023年5月16日に放送終了から10周年を迎え、それを祝して主要キャストたちがSNSで思い出をシェアしていた。

『ジ・オフィス』イギリス版、アメリカ版はHuluにて配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Variety米Deadline

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Photo:『ジ・オフィス』©BBC 2001