【スターチャンネルEXランキング】『ハンニバル』が首位奪取!『スピリットウォーカー』など韓国映画が好調(5月24日更新)

動画配信サービス「スターチャンネルEX」で、5月に最も多く視聴された番組のランキングを発表! 独占作品を中心に日本初上陸の最新海外ドラマとスターチャンネルの厳選・激レア映画が揃う中、トップ10にランクインしたのはどの作品か。ドラマ部門と映画部門に分けてチェック!

スターチャンネルEXランキング

<ドラマ>

1.ハンニバル(字幕版)↑
2.ロリエ・ゴドローと、あの夜のこと(字幕版)→
3.ハンニバル(吹替版)↑
4.ジャンゴ ザ・シリーズ(字幕版)NEW
5.謎の円盤UFO(吹替版)
6.ラザロ・プロジェクト 時を戻せ、世界を救え!(字幕版)→
7.ザ・キャプチャー 歪められた真実S2(字幕版)↓
8.インベスティゲーション(字幕版)
9.5つの歌詩(うた)↓
10.原潜ヴィジル 水面下の陰謀(字幕版)

<映画>

1.死刑にいたる病 ↑
2.ラストエンペラー ※全4バージョン合計 ↓
3.新しき世界(字幕版)↑
4.マッド・ナース[R15+指定版](字幕版)
5.パイプライン(字幕版)
6.狼たちの墓標(字幕版)
7.エマニエル夫人(吹替版)木曜洋画劇場版
8.セッション(字幕版)
9.スピリットウォーカー(字幕版)
10.ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地(字幕版)

海外ドラマでは、マッツ・ミケルセンが来日したことを受けて、彼の主演ドラマ『ハンニバル』の字幕版と吹替版が1位・3位につけた。もともと字幕版は過去2ヶ月連続で4位をキープしていたものの、今回はこれまで圏外だった吹替版も一気に上位につけており、あらためてマッツが人気の高さを見せつけた格好だ。『ハンニバル』は米NBCで2015年に3シーズンで終了したが、今でも復活の噂が絶えない。当初は7シーズン想定だったこともあり、クリエイターや主演のマッツは前向きな姿勢を示しているが、配信権の問題もあって別のプラットフォームとの話し合いもうまくいかず、今のところ続編製作は実現していない。

ハンニバル
『ハンニバル』

 

4位に初登場した『ジャンゴ ザ・シリーズ』は、クエンティン・タランティーノ監督によるリメイクでも知られる映画『続・荒野の用心棒』を元にしたドラマ。荒野に開拓した理想郷を舞台に、家族を失った男ジャンゴと生き別れの娘、そして彼らを取り巻く男女の因縁と宿命を描く西部劇で、人種、LGBTQ等の現代的なテーマが盛り込まれている。オリジナル版で主人公を演じたフランコ・ネロもカメオ出演するなど国際色豊かなキャストの中で主演を務めるのは、2013年に『君と歩く世界』の演技でセザール賞の新人賞を受賞したマティアス・スーナールツ。ベルギー出身の彼は英語、フランス語、ドイツ語、オランダ語を操り、様々な国の作品に出演。新作として、テレンス・マリック監督作『The Way of the Wind(原題)』や米HBOの政治ドラマ『The Regime(原題)』などが待機している。

ジャンゴ ザ・シリーズ
『ジャンゴ ザ・シリーズ』

 

『ロリエ・ゴドローと、あの夜のこと』『ラザロ・プロジェクト 時を戻せ、世界を救え!』は2位、6位をキープ。『ザ・キャプチャー 歪められた真実』は5位から7位へダウン、そして『5つの歌詩(うた)』は1位から9位へと順位を落としている。また、潜水艦を舞台にしたミステリー2作、『インベスティゲーション』『原潜ヴィジル 水面下の陰謀』が8位・10位に入った。

映画ランキングでは、トップ10のうち7作が先月から入れ替わる中、前回2位の『死刑にいたる病』が独走で首位を奪取。4月トップだった『ラストエンペラー』と順位を入れ替えている。そして、『イカゲーム』のイ・ジョンジェが主演する犯罪映画『新しき世界』が1つランクアップで3位につけた。

この月は『新しき世界』も含めて4本の韓国映画がランクイン。個性豊かなエキスパートたちが大胆不敵な石油強盗計画に挑む『パイプライン』が5位、リゾート開発を巡る欲望と裏切りを描く『狼たちの墓標』が6位、記憶を失った上、12時間ごとに別の人間の身体に意識が移り変わっていく男の姿を追う『スピリットウォーカー』が9位につけた。この中でも設定が特殊なのが『スピリットウォーカー』。『犯罪都市』のユン・ゲサン主演、『ザ・グローリー 〜輝かしき復讐〜』のイム・ジヨンが共演した本作の主人公は、すべての記憶を失い、自分の顔も身分証の名前にもまったく覚えのない男。彼はやがて、自分の意識が12時間ごとに違う人間に入れ替わっていることに気づくが、理由も分からぬまま命を狙われる事態に直面し、真実を突き止めようと動き出す…。陰謀に巻き込まれて記憶を失ったシークレットエージェントという設定は『ジェイソン・ボーン』シリーズを、話が進むごとに少しずつ全貌が明らかになっていく展開は結末から始まって冒頭へと戻っていく逆回転設定の『メメント』を彷彿とさせる。韓国での公開時に2週連続1位となり、2021年公開映画の興行収入トップ10に入った同作は、『トランスフォーマー』シリーズのプロデューサーによるハリウッドリメイクが決定している。

スピリットウォーカー
『スピリットウォーカー』のイム・ジヨン(『ザ・グローリー 〜輝かしき復讐〜』)

 

また、1月のランキングで映画のトップに輝いた『ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地』が、4ヵ月ぶりにトップ10に返り咲いた(10位)。カンヌ国際映画祭でパルムドールと監督賞をダブル受賞したガス・ヴァン・サント監督作『エレファント』などにも影響を与えたこの作品は、ある主婦のひたすら反復する日常を通して、そこから生まれるフラストレーションの爆発までを綴っている。シャンタル・アケルマン(『アンナの出会い』『カウチ・イン・ニューヨーク』)が監督・脚本を担当し、フェミニズム映画の傑作として評されている。長らく劇場未公開だった作品が配信で楽しめるようになったことで、根強い人気を誇っている。

ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地
『ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地』

 

6月の一押し新作ドラマ

2012年のロンドンを舞台に、4人のミレニアル世代を描いたドラマ『ミレニアル・ガールズ~ロンドン無計画ライフ~』が独占日本初配信! 英国の人気コラムニスト、ドリー・アルダートンの自伝的ベストセラー小説をもとに、仕事に恋愛、友情や将来などで誰もが一度は感じたことがある悩みや焦り、不安を抱えながらも成長していく女子4人の姿を描いた話題作が、6月1日(木)より「スターチャンネルEX」にて字幕・吹替ともに全話一挙配信。

Photo:『ハンニバル』© 2014 Sony Pictures Television Inc. All Rights Reserved./『ジャンゴ ザ・シリーズ』© 2023 Atlantique Productions - Cattleya S.R.L. - CANAL+ - SKY ITALIA S.R.L. © Cos Aelenei © 2021 Cattleya / Atlantique Productions / Sky Italia / Canal+/『スピリットウォーカー』© 2021 ABO Entertainment Co., Ltd., B.A. ENTERTAINMENT, SARAM ENTERTAINMENT, ALL RIGHTS RESERVED/『ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地』© Chantal Akerman Foundation