ヒットメーカーのディック・ウルフが手掛ける人気医療ドラマ『シカゴ・メッド』をシーズン1より支えてきたキャストが、シーズン8のフィナーレでシカゴ医療センターから去ったことが明らかとなった。米Varietyが報じている。(※本記事はシーズン8最終回の内容を含みますのでご注意ください)
8年にわたって病院を支えたウィルが卒業
米NBCにて5月24日(水)に放送されたシーズン8第22話「Does One Door Close and Another One Open?(原題)」をもって番組を降板したのは、ウィル・ハルステッド医師役のニック・ゲールフース。ウィルは、『シカゴ P.D.』のジェイ・ハルステッド(ジェシー・リー・ソファー)の兄で、2015年に放送された『シカゴ P.D.』シーズン2でデビュー。のちに製作が決定した『シカゴ・メッド』にレギュラー出演したニックは、まさに『シカゴ』フランチャイズの屋台骨的な重要キャストだった。
シーズン8のラストでウィルは、シカゴ医療センターにおける数多くの変化を経て退職を決め、シーズン6のラストで病院を去っていた元婚約者で小児科医のナタリー・マニング(トーレイ・デヴィート)と再会を果たす。
Will’s smile 😭 Manstead's hug 😭 pic.twitter.com/C1piaovDF0
— One Chicago (@NBCOneChicago) May 25, 2023
番組からの卒業についてニックは、「難しい決断でしたが、最終的にはハルステッド医師を、一緒に行ける一番遠いところまで連れて行けたと感じています。それは自分の中のクリエイティブな部分、あるいはエネルギーや精神を、一人の人間と一緒に非常に長い時間をかけて作り上げるか、そうでないかということになると思います。この仕事の多様性に魅力を感じていますから、8年間は長いですよね、大学の学位を2つ取得できる期間に相当しますから! 冗談ですが、TVの博士号を持っていると言えますね」と語った。どうやらニックは、ウィル役を演じるのは8年間で十分で、次は新しい役柄にチャレンジしたいと思っている様子。
ニックは今年3月に降板の意思を製作チームに伝えたという。その後、どのようにウィルが番組を去るかが話し合われ、トーレイ演じるナタリーのカムバックが検討されたとのこと。トーレイと連絡を取り続けていたというニックは、その再会を喜び、「ウィルはナタリーと破局した後も、あらゆる恋愛関係に彼女の要素を求めていたと思います。彼は決して彼女のことを忘れられなかったんです」と分析しており、番組で迎えたウィルのエンディングに満足しているようだ。
ニックの次なるプロジェクトは未定だが、「カウボーイになりたいですね」と今後演じたい役柄をほのめかし、「最終的には、まったく新しい、これまでとは異なるキャラクターを開発したいです」と意欲を覗かせた。
look at them 🥰
📸: Conor Perkins pic.twitter.com/kbWCJrGW6I
— One Chicago (@NBCOneChicago) May 25, 2023
『シカゴ・メッド』はシーズン9へ更新が決定しており、今秋に米NBCへ戻って来る予定だ。(海外ドラマNAVI)
参考元:米Variety
★『シカゴ・メッド』を今すぐ視聴する★