Netflix映画『好きだった君へのラブレター』の主人公、ララ・ジーンの妹キティを主人公に描くスピンオフドラマ『愛をこめて、キティより』。韓国を舞台にしたハリウッド製作の本シリーズは、韓流ドラマファンに訴えかける要素はあるのだろうか?
『愛をこめて、キティより』あらすじ
『愛をこめて、キティより』でキティは、母親が学生時代に留学していた学校と、以前に自分が韓国で出会い、連絡を取り続けていたデイの高校が同じことを知る。キティはデイとの再会を夢見て、留学制度を利用して韓国へ1年留学することに決めるが…。
(※これ以降は、ストーリーに関する情報が含まれます)
キティはユリというセレブな女子高生と出会って友達になり、後にユリも同じ学校に通っていることが判明。ところが、デイとユリが付き合っていることを知ったキティは大ショックを受けるのだが、実は男子に興味のないユリが高校の学長である母親の目を欺くため、苦学生デイの学費を全額負担する代わりに、恋人の振りをするよう契約を交わしていたのだ。
米TIMEは、韓流ドラマで“契約”にまつわる人間関係は定番とも言えるため、そういった要素が韓流ドラマファンに刺さるのではないかと分析している。
韓流ドラマとの共通点は?
また、ポッドキャスト番組『K-Drama School』でホストを務めるグレイス・ユンは、『愛をこめて、キティより』で描かれる複雑な家族関係や確執も、韓流ドラマによく登場する要素だと指摘。ユリの母親は、娘が女友達のジュリアナに恋愛感情を抱いているのではないかと懸念し、ジュリアナの両親に「ジュリアナがユリに悪影響を与えている」とメールを送り、その結果としてジュリアナはイギリスへ留学することになってしまう。
この展開についてユンは、「韓流ドラマのストーリーで、家族という単位を克服すべき課題として扱うのは典型的で、『愛をこめて、キティより』が同じ要素を用いていることに驚きありません」と語り、韓流ドラマとの共通点を指摘した。
こういった分析を踏まえると、韓国を舞台にした『愛をこめて、キティより』はK-POPミュージックも数多くフィーチャーされており、韓流ドラマファンに訴えかける要素が満載のようだ。
『愛をこめて、キティより』はNetflixにて独占配信中。(海外ドラマNAVI)
Photo:『愛をこめて、キティより』© 2023 Netflix, Inc.