『ピーキー・ブラインダーズ』クリエイター、ヒッチコックの名作映画『めまい』をロバート・ダウニーJr.主役でリメイク

Paramount Picturesがリメイクを検討しているという巨匠アルフレッド・ヒッチコックの名作映画『めまい』。その主役をロバート・ダウニー・Jrが務めるとVarietyが伝えている。

『ピーキー・ブラインダーズ』クリエイターが手掛ける

1958年に公開され、時代を超えて語り継がれる傑作ミステリー『めまい』。言わずと知れたこの心理サスペンスのリメイク権を獲得したParamount Picturesは、主役候補としてロバート・ダウニー・Jrを考えているようだ。

ロバートは自身の製作会社Team Downey productionのもと、妻スーザン・ダウニーと共に製作総指揮としても参加する予定。クリエイターは『ピーキー・ブラインダーズ』『SEE ~暗闇の世界~』スティーヴン・ナイトが務め、脚本も執筆する。ナイトは『ミズ・マーベル』のシャルミーン・ウベード=チナーイが監督を務める『スター・ウォーズ』最新作にも参加することが報じられたばかり。今後多忙を極めそうだ。

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最近のロバート・ダウニー・Jrの活動は?

ロバートといえば、やはりMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)で演じてきたアイアンマンとしての活躍が印象的。2008年からMCUを率いてきたロバートだが、2019年公開の『アベンジャーズ/エンドゲーム』をもって区切りをつけ、その後は俳優活動もスローペースに。反対に製作総指揮としての活動に力を入れており『ペリー・メイスン』『スイート・トゥース:鹿の角を持つ少年』などを手掛けてきた。

最近では亡き父に捧げるドキュメンタリー『“Sr.”:ロバート・ダウニー・シニアの生涯』を発表したロバートはジュード・ロウとの共演映画『シャーロック・ホームズ』の第3作目が控えるほか、キリアン・マーフィやマット・デイモンといった豪華キャスト集結のクリストファー・ノーラン監督作『Oppenheimer(原題)』に出演予定。こうした待機作に『めまい』のリメイクも加わり、俳優としてのロバートの活躍に触れる機会が増えることになる。

ブライアン・デ・パルマ(『ボディ・ダブル』)やデヴィッド・リンチ(『マルホランド・ドライブ』)、メル・ブルックス(『メル・ブルックス/新サイコ』)など名だたる監督たちに影響を与えてきた『めまい』だが、これまでアメリカのスタジオがリメイクを製作したことはなく、初の試み。
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Photo:ロバート・ダウニーJr.©NYPW/FAMOUS